始まりのハロウィーン、1章最後まで読んだ

天津麻婆春雨
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公開:2024/10/5

+教授の実況を見たし、考察も色々見た。人の言っていたことを山ほど読んだので、それに同意するかしないかの話が今回はほとんどになる。

思った通り教授がスカリーくんと縁を作って肩を組んでスキップしていてニコニコ。いや、思った通りどころか思った以上なのではないか?オタクとオタクは共鳴するものである。

今回のゲストキャラのスカリーくんが、裏があるタイプのキャラクターなのかというと今はまだわからないものの、現状では策を弄したり、何かの下準備のためにNRC生を口車に乗せているという印象はそんなにない。昨年のフェローさんは大前提の役割上、そういうことをする(うまく誘惑して学校や良心を忘れさせる)ものとして生まれていていると思うのだけれど、スカリーくん、もといナイトメア・ビフォア・クリスマスは、そういう構造をしていないように思う。

スカリーくんが物語を動かすとするならば、これは予想や考察で見たやつだけれども、「憧れのジャック・スケリントンのもとで最高のハロウィンを実現できるかもしれないチャンスに、舞い上がっていきすぎたことをしてしまう(もしくはミスをしてしまう)」ことの方が、あり得そうな気がする。

◆スカリーくんのユニーク魔法はなんなのか

これは、従来のハロウィンイベントに則るならばという場合だけれど、ゲストキャラクターがユニーク魔法を発動させるときにはエフェクトがかかるということなので、手の甲へのキスが関わっていそうだと思う。スカリーくんはキスをする前に、みんなの名前を聞き出して、呼びかけてからキスをした。スカリーくんは自己紹介してもらうことに強くこだわっていたので、「名前を呼ぶ」必要があるのかなと思う。

では、それがユニーク魔法だったとして、彼がNRC生になにを仕掛けたかったのか、については全然見当がつかない。だってスカリーくんも、本の中へ入り込んだことは故意ではなかったようだからだ。これは2章の更新を待ちたい。

◆スカリーくんはどこからやってきたのか

教授があんまりにもさらっとそこに思い至って言うものだから、びっくりしてしまったし教授の創作物の吸収量を感じた。TRPGをやっているとお話の「ギミック」についてパターンがある程度見えて、蓄積されていそうでもある。すごいなあ。

教授がつぶやいたように、また数多予想されているように、スカリーくんは過去の時代からやってきた人だという可能性はとてもあると思う。マジカルペンを知らず、マレウス・ドラコニアを知らず、NRC生たちがいた場ではそんな影もなかったのに、最後に見たのは不思議な本で、そのまま森へやってきている。違う時代の同じ本を経由してきたのなら、筋は通る。マジカルペンを知らないことについてなら、マジカルペンがNRC特有の文化だからという説もあるけれど、マレウス・ドラコニアを知らないのは、賢者の島のどこかで暮らしている者としては、ちょっと不自然だ(従来のストーリーで、知らない人はいないような扱いだったので)。

NRC生が集っていたのが古本の市だったことも、この理由として合いそうだ。スカリーくんがかつて触れた本が、また巡り巡ってNRC生集まる麓の街に出品されていたとしたら、2つの時代が繋がることも無い話ではないだろう。ただしスカリーくんの時代ですら「古本」だったようだということも覚えておきたい。

また、スカリーくんは、年齢のわりにやけに紳士的かつ品位のある振る舞いをしていることもしばしば強調されている。昔の、マナーに厳しかった時代に育てられた少年として、そう躾けられているということも考えられる。

一方で、スマホが圏外・ログボ逃しということにイデア氏が気づいてショックを受けている間、なんの反応もなかったことも気になる。昔の人なら、スマホとは何か、気になって聞きにきたりするんじゃないだろうか。そこはスルーされていて、マレウスに対する「すごい魔法士でいらっしゃるのですね」という感想のシーンに繋がっているから、不思議でもある。

予想や妄想の域を出ない考えも多々あるけれど、今回はここまで。