買ったきり、10年とか放っていた気がする本を読んだ。おもしろく、同じ作家の戯曲・短編・小説などを買い込み、どんどん読む。夏休みをとても夏休みぽく過ごした。僕は学生時代ぜんぜん本を読まなかったから、夏休みにそんな思い出はないのだけど。チャペック。
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カクレンジャーの新作を見るために、東映特撮ファンクラブに加入。ひと月で抜けるつもりで、何も見ないのももったいないから、退会日まで「ビーロボ カブタック」を見て過ごす。
カブトムシをモチーフにしたビーロボ、カブタック。間抜けな風体のキャラクターが、友情パワーで変形してかっこよくなる。変形前のカブタックがあまりにもかわいく、友情パワーなんてものは発揮されなければいいのにと思う。
ところで "ビーロボ" は "Bio Elementary Electronic & Transform Locomotive Exhibition systemed Robot" の略だと言う。後半めっちゃ端折ってない? 気になるけど、まあ、ロボットだそうです。
読むまでぜんぜん知らなくて恥ずかしいのだけど、チャペックのほうの「ロボット」は、意外に有機的な存在だった。人造人間に近い。ぜんぜん機械でない。チャペック当人も「ロボット」が機械を指す感じになっちゃったのを不本意に思っていたらしい。友情パワーで変形する、間抜けなカブトムシの機械なんか見せたら、いったい何て言うかな。