物の価値、私の価値

ネリネ
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今週、ずっと私物の取捨選択を考えている。思い出、私が死んだ後のこと、宝の持ち腐れへの罪悪感で揺れている。

私では、その物の価値を最大限活かせない。もう使わないなら、手放したほうが物のため。新たな人の手に渡って、その価値を知ってもらったほうがいいと感じる。

先日、漫画を予約購入したことも後悔してきた。キャンセル不可だから。支払いしなければキャンセルになるけれど、それでは作者様に大変失礼だし。

ゲームもクリアしたらそれで終わり。いまはスクショがあるから、気軽に内容を振り返ることができる。ソフトしか触らないのに、なぜか限定版を買うということもした。とても感銘を受けて、創作の目標にしたいと思ったノベルゲームだって、読み返さないものは読み返さないんだ。

ポケモンも対戦をやらなくなって、ストーリークリアしたらそれで終わりになってしまった。3DSのポケモン(ウルトラムーン)をポケモンホームのために残してあるけれど、課金が面倒で手付かず。BW〜ORASまで対戦用に育ててきたポケモンたちを気にしなければ手放していい。色違いサーナイトだけは送りたい気もするが。一応家族に確認したら、売ってもいいと言われたので売る。

最悪の最悪、小2のときから大切にしている羊のぬいぐるみと、お世話になっているイラストレーターさんの名刺&ポストカード以外は全部手放してもいい。でも、ヌオーとドオーがいなくなったら、私はおかしくなってしまうと思う。

いや、手放したら一番くるいそうなのは、電子データだ。特に生活メモと創作。書かずに頭の中でいいと考えてしまうものの、それは設定データがあってこそ。自分だけのかけがえのない財産だ。

取捨選択したら、手放したくないものは引っ越し前からあるものばかりだった。全部なくなったら引っ越し前の状態に落ち着きそう。

というか、なんで急に色々手放そうとしているんだろう? 貯金は少ないけど、困窮しているわけでもないのに。

過去の無駄を清算して、少しでもお金に換えたい? やっぱり、私が死んだ後のことを考えて? ……死ぬなら、本当に全部手放していいはずだよね? なんで残しておきたいと思っているんだろう?

私に期待なんて無用なのに。

あぁ、そうか。無価値な、いつ死んでもいいと思っているような私が、価値のある物を持っているなんておこがましい・勿体無い。

これだ。

……なのに、どうしてまたちょっと何か買いたいなんて思っているんだろう?

(取引が終わったら、またメルカリからログアウトしよう)