2024年1月20日京王堀之内timeTokyoで開催されたリリースパーティXOXOについて書きます。
バンドはくゆる、Clematis、synker、エイプリルブルーに出演いただきました。尊敬する4組と同じステージに立てて光栄でしたし、何より1リスナーとして彼らの演奏を間近で見ることができて嬉しかったです。
この日の演出として、ア(ヤ)めさんに会場内でインスタレーションをしていただき、Nishi YukiさんにリキッドライトVJを担当いただきました。お二人の演出によりその場で生成される雰囲気は、当日この場にいた者にしか味わえないものになっていて演者にもお客さんにも楽しんでもらえたんじゃないかなと個人的に満足しています。生活さんに作成していただいたフライヤーを体現するようなアート空間をライブハウスに持ち込めたと思います。
フードにはKitchen SUNNY HEARTさんにご協力いただきました。メニューはモツ煮とカレーでした。自分はモツ煮をいただいたのですがとても美味しかったです。多摩センター駅から徒歩で10分ほどですのでお近くに行った際は是非訪れてみてください。
パーティの開催地としてtimeTokyoを選びました。店長の滝本さん、スタッフの鈴木さんが告知から当日の動きまで全面的にサポートしてくれてとても頼もしかったです。普段ギャラリーとしても使われており、展示の設備が整っているのでここを選びました。壁が白く映像を投影しやすかったことも結果的に良かったと思います。
このイベントを制作し始めたのは2023年6月、入管法改正案強行採決の後でした。翻訳で生計を立てている自分にとって他人事ではありませんでした。難民の方だけでなく技能実習生として日本に来て過酷な労働をしている人々に対して自分なりに連帯を表明したくて、外国籍の方は負担少なく遊びにこれるようにドリンク代のみとしました。何かを変えられたかはわからないけれどこの日実際に外国籍のお客さんが何人か参加してくれました。音楽以上に政治的行為を自分は知らないので今後も音楽の場で意見を主張していきたいと思っています。
開催前は当日が近づくにつれ緊張感が高まり何も手につかない日々を過ごしましたが、無事終えられてホッとしています。たくさんのお客さんが来てくれて会場は満員でした。北海道や広島から来てくれたお客さんもいてそれも凄く励みになりました。ここ約半年間は岩手で生活しているのですが、地方にいながらでも色んな人の支えのおかげでこうしてイベントを盛りあげられたことを誇りに思うし自信になっています。わんわんの三人にも背中を押してもらえて今回開催することができました。次回もDIYなイベントを企画しようと思います。
撮影 平田Kさん