IMAXで4Kリマスター版『AKIRA』を観てきた。大画面に広がる死ぬほどカッコイイ画、爆音で体感する芸能山城組……十年ほど前に初めて『AKIRA』を観た時、これをリアルタイムで劇場で観た人が羨ましすぎる!!と心底悔しかったのだが、まさか自分も映画館で『AKIRA』を観られる日が来るとは思わなかった。やっぱり映画は映画館で観るに限る。「あれ観に行こうかな、どうしようかな」と悩むのはなるべくやめようと思った。
いやー、『AKIRA』面白かった。「捨て」の画がないんだよな……ずっとカッコイイ……音も最高……佐々木望さんの演技も声も最高……佐々木望さんはわたしの大好きな亜久津仁の中の人なんだけど、あの亜久津仁の声になる前の、思春期の男の子をやらせたら右に出る者はいない頃の佐々木望さんの声はめちゃくちゃ貴重だし、そういう資料としても価値のある作品だと思う。『AKIRA』に携わったすべての人たち、アニメーターや声優を志してくれて本当に本当にありがとう。
よく『AKIRA』をオーパーツと呼ぶ人がいるけど、人間が確かに血と骨で着実に作った作品だということがきょう映画館で観て分かった。尋常ではない集中力や技術力を惜しみなく、これでもかと注いで出来上がった作品だ。それをオーパーツと呼ぶなんて勿体ない。
『ニュー・シネマ・パラダイス』をミニシアターで観て、『AKIRA』を大音量で観たあとはもうナウシカを映画館で観たら全クリという感じがする。ナウシカ観たいよお!!!映画館で!!!頼む!!!!!!!!!!!!