事実である。わたしの末妹はクリスマス当日生まれで、彼女が生まれたときから我が家のクリスマスパーティーは別日に開催されることになっている。一緒にまとめられたら嫌だからね。
そういうわけで昨日はクリスマスではなくて妹の誕生日会だった、とはいっても、部屋を飾り付けたりする年齢ではない。ちょっと豪勢な食事を食べて、ケーキを食べる、そのくらいだ。
今年のケーキは、以下のような姿をしていた。近代建築を思わせる、白い球が積み重ねられたデザイン。そこに、雪だるまや雪の結晶の飾りがついている。
切ってみると、白いバニラムースの層のなかに、チョコレートスポンジとチョコレートとナッツのクリームが重ねられたユニットが入っており、我々は驚嘆した。外側がバニラであることは予想の範疇だが、バニラにチョコレートを合わせるとは。甘すぎるのではないか。
実際、かなり甘かったのだが、バニラが思いの外控えめな甘さであったため、チョコレートとナッツとよく合っており、おいしかった。底に敷いてあるさくさくとしたクッキーも食感のアクセントとなった。なんなら、一番甘かったのはチョコレートでできた雪だるまの飾りである。
さて、ものすごくおいしいとはいえ、胃が元気ではないわたしのこと、かなり胃もたれをしたのだが、そのへんは整腸剤になんとかしてもらった。なっていたらいいなと思う。アフタヌーンティーを完食するのがつらくなってきてしまった今日このごろ、甘いものとの付き合い方は考えなければならない、と、わかってはいる。