2025/06/15追記:「ワタナベお笑いNo.1決定戦2025」2時間8分くらいからこのコントが見られる。(6月21日まで)だいたい3/15WELVerだったけど後半がちょっと違う。
2025/05/01追記:Youtubeに2024年12月のこのコントの動画が上がったんですけど、特に後半が完全に別物なので、このバージョンもあったんだ……と思ってください。
2025/3/15追記:3/15のWELでこのコントをやっていたが、特に後半の脚本が大幅に変わっていたため、今後この記事を読む人はこういうバージョンもあったんだ……と思ってください。また、最後に旧バージョン後半あらすじを書いておきました。
ラパルフェというコンビがいる。お笑いをよく見る人にとってはM-12024準々決勝の漫才が記憶に新しいかもしれない。だがわたしはここでラパルフェのコントの話をしたい。コント一般というよりは、特定のコントの。
タイトルが公表されていないので、わたしはそのコントを「幸福な食卓」と呼んでいる(既視感があると思ったら同名の小説があった。それとはまったくもって無関係です)2024年2月1日のK-PROプレミアムLIVEと2月8日のワイガヤ2部で披露されていたのを見て、完全にハマってしまった。どれだけハマっているかというと1回目見てから次のライブを調べて行ける!と思って行ったら同じコントやっててラッキー!になったくらいです。明るくてハッピーでちょっと不穏なコントです。
あらすじ:同棲を始めたばかりのカップル。男性が家に帰ってきたら、女性は夕食を用意してくれていた。ただ、それに対する「ありがとう」の言葉がなかったため、女性は「『ありがとう』と言うことをルールにする」ことを提案し、男性はそれを受け入れる。それに加えて、「『ごめんね』と言うことをルールにする」「何に対しての感謝の言葉なのかを明確にするのをルールにする」とルールは増えていき……
この時点でだいぶ不穏では?以下ネタバレ。
このコントは二幕構成となっており、一幕目がルールの制定、二幕目ではルールが適用された日常風景が描かれている。ルールの制定時点では、男性はどちらかというとルールを決めようとしている女性に対して引いているのだが、二幕ではノリノリである。男性が完全にその「ルール」に適応してしまっている状況が描かれており、それがおもしろいと同時に怖い。
「ささいなすれ違いが怖い」から「ルール」を決めていく女性と、場を収めるためにそれを受け入れてしまう男性の、「愛情のあるコミュニケーション」が描かれる二幕の「怖さ」がめちゃくちゃ好きです。たしかにそのコミュニケーションに愛情はあるんだろうけれども、それはもう形骸化しているのかもしれなくって、だとしてもルールに縛られているからそうするしかない。そうするしかない機構になっている幸せな食卓の光景、たしかに笑えるけど単純に笑っていていいのかと思ってしまう。
「おいしさの共有、完了!イエーイ!」のハイタッチ、一回目見たときは一瞬失敗していたんで、もしかしたらこれが破綻の予兆か!?って思ったんですけど、二回目は完全に成功しており(あとハイタッチ回数が増えており)このふたりはこのままずっとこの生活を続けるんだろうなと感じられてしまった。それがいいことなのかは、わかりませんが……
人が死ぬタイプの怖いコントじゃないけどじわじわとした怖さがある。こういうコントがわたしは好きです。
何よりオチの台詞がいいですよね。これしかないっていう台詞だけど。そのときの演技が一回目見たときと二回目見たときで変わっており(女性が首を傾げる方向が違う)、一回目のほうが不穏だけど二回目のほうがハッピーエンド感があるなというところでどちらも捨てがたいところ。今後ももしどこかで披露されるのであればどんどん変わっていくんだろうな。楽しみ!
2025/3/15追記:旧バージョン後半あらすじ
ふたりが完全にルールに適応した後のやりとりが描かれる。男性が「出迎えてくれてありがとう」と言うと、女性は「ただいまって聞こえるように言ってくれてありがとう」と返す。ありがとうと言ったらお互いのことを褒め合うのがルールなので、お互いのことを褒める。女性が「嬉しかったことポイント」をカウントしているので、男性はそのことに感謝する。ハイタッチ。その後、ふたりは「おいしさの共有」として、女性が作ってくれた野菜炒めに対するコメントを男性が行い、女性がそれは気にしていたポイントだからありがとうと言う。ハイタッチ。ここで嬉しかったことポイントが2500になり、またハイタッチする。ふたりは食卓につき、「素直なところが好き」「俺も好きだよ」ふたりで「幸せだね」と顔を見合わせ、暗転。
現行版見た方はぜんぜん違うなと思うんじゃないでしょうか。「野菜炒めに対するコメント」がお互いめちゃくちゃ長く、システマチックで、見せ場だなあと思った。あと「素直なところが好き」が地味に怖い。この会話に「素直」なところなんてあった!?