2025年8月25日 座・高円寺2 19:00~20:40

キュウの単独に行くのは2回目になる。去年もおもしろかったので、今年も行くことにした。ものすごく楽しい100分を過ごすことができた。
ネタバレを抜きにしても(ネタバレという概念があるタイプの単独です)(キュウはわりとそういう感じです)一本ずつがよかったうえに全体としてもおもしろかったんですよね。そのくらいのことしか言えないのですが……言語と人間ふたりで構築する概念として現状トップクラスに位置するものなんじゃないですかね?
ネタバレではないが思い出したもの一覧:語彙意味論/語用論/ホルヘ・ルイス・ボルヘス/自己言及文/グルー(ある時までは緑だが、ある時を境に青として観測される物体)/シニフィアンとシニフィエの結びつきは恣意的なものである/劇場版タローマン
この辺を見てなんとなくピンとくる人には見てほしいのだが、そう、キュウの単独は言語とか構造のオタクに効く。言語学をやった人が作ってるんじゃないかと疑ったことがあるんですけどどうやらそうじゃないらしい。各種配信サービスで過去の単独が見られるので、気になる人は見てほしい。個人的には第三回、第五回、第八回がおすすめ。
この概念をシリアスに現実化するのは、ある程度言語が達者ならできるんだろうけど、これをコメディに!?するの!?しかもちゃんと笑えるの!?みたいな驚きが毎回ある。この概念をコメディにしていいんだ……というのとこの概念はコメディでしかやれないよ!が同時にある。この内容が普通にわかるのがすごい。わかるように作ってあるのですごい。こういうことが好きな人ってもっと小難しくしたがるじゃないですか(個人の感想です)万人に開かれているこういうやつってあんまりないんですよね。
言語に対する疑いがある人にはてきめんに効くと思う。疑いながらそれを使っている人は早く見たほうがいい。
キュウの単独、出会うべき人は出会ってほしい。まだ届ききっていない気がする。もっともっとこれを好きな人はいると思う。なんだろう……うまい短編連作って読むとうれしいじゃないですか、そういう感じがするんですよね……
「言葉」の「意味」がぐにゃりと曲がっていく、その瞬間を見届けてほしい。