2024年6月2日 13時開演
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実を言うとお笑いのライブに行くのはこれで2回目だし、1回目は東京03「後手中の後手」だから2012年のことになる。えっ12年前!?そんなわたしがどうして今回ギースのライブに行くことにしたのかというと、Twitterで流れてきた評判的にけっこうよさそうだ、というのと、そういえば自分はけっこう前ーー15年くらい前かなーーギースのことが好きだったな、というのを思い出したのがある。最近……というか今年に入ってから、過去の自分がやりたくてもやれなかったことをやるようにしている。これもその一環だ。
そういうわけで急遽行くことにしたが、ラッキーなことに当日券があった。当日券は一時間前から発売されて開演3分前に戻ってきてくださいというシステムだった。端で段差があまりなかったので舞台の3分の1くらいが見えなかったが、まあ、当日券だしな……
結果として過去の自分だけでなく現在の自分も満足して帰って来ることができたのでよかった。以下ネタバレ込み雑感。コントの名前は適当につけている。千秋楽が終わったからネタバレしていいんだよな。
まず端だったので最初にギースのおふたりが入ってくるとき真横を通られてびっくりした。あまりにも自然に横を通っていった。そのあと客席照明が落ちてシームレスに舞台が始まる。
タイムカプセル/OP/田舎町の寂れたバー/博士の手紙/漢字好きの刑事/冒険家の彼女/SUBE/リッツパーティー/間違い探し/ポールダンス/ED/EDトーク
書き出してみるとぜんぶ面白かったんだけど(ぜんぶ面白いというのはほんとうにすごいことです)やっぱり高佐さんのポールダンスが持っていってしまうというところがある。1ヶ月半でここまでできるんだ!?ダンスの技術もさることながら(技術的な面はわからないけど見た目より難しいんだと思う)表情の作り方とかショーとしての見せ方がすごかった。お笑いのライブを見に来て何が起こっているんだとは思ったけれどもなんだかんだいいものを見た、みたいな気持ちになってしまった。よかった。
ポールダンスの感想だけだと意味がわからなくなってしまうのでほかのことも書くと、構造的には「博士の手紙」がシンプルだけど好きだなあと思った。まあコントだしそのへん偶然当たることもあるだろがちゃんと伏線になっており、ストーリーとは関係ないと思われた謎の手紙がちゃんと伏線になっており、しっかりコメディとして終わっているので……
あとくだらないけど「SUBE」はたのしそうでよかったですね。ギャグに投資する世界の話。無意味にかかる地上の星。あれ地上の星がかかってなかったら空気が終わってしまいますからね。
勢いがよかったのは「漢字好きの刑事」で𰻞𰻞麺(この環境では表示できない)が出てきたところでもう一段ギアが上がってただのクイズ大会の様相を呈しはじめそのままの勢いで終わった。
どこかの幕間で着替えているときに(そう、舞台上で着替えているのである)高佐さんが早く着替え終わったのでペットボトルの水でパントマイムやってたのを覚えている。サービス精神……!あと他の幕間で尾関さんが高佐さんにすっとシャツを着せていた。
EDトーク、高佐さんが「またポールダンスを見に来ていただいて……」みたいなことを言ってて、尾関さんが「もうポールダンスって言っちゃってるじゃん」と返していたのがおもしろかった。みんなもうポールダンス公演を見に来た気持ちになってしまっていますからね。
最初から最後まで満足度が高く、いい意味であまり考えることもなく、楽しかった!で終われたので、今後もぜひライブに行きたいですね。