普通の石を買うわけではない。（「普通の石」は存在しないのだが……ここでは商業的に名のある石ということにしてほしい）わたしのタイムライン（及び「石界隈」）では石を買うと言えば宝石のルースもしくは原石や標本のことだ。ついでに言うと、ただ単にきれいな石というよりは、「推し」を思わせる石を指すことが多い。
推しの石を買うとはどういうことだろうか？きれいな石はこの世に無数にあり、上を見れば際限がない。ただ、好きなキャラクター、あるいは人物を感じさせる石となれば、多少は絞れる。そのことによって出費を防いでいるのだ。そういうことにしてほしい。それはそうとピンクの石が4つあり、ピンクのガラスを2つ持っている。（キャラクターによってはガラスのほうがふさわしいのではないかと思われることがある。美しくカットされたガラスは、ほんとうによく光る。光りすぎるから逆に違う、ということもある。解釈を煮詰めよう）
また、キャラクターによっては端正なカットが似合う場合もあるが（そのときは覚悟しましょう）大体の場合、個性を感じさせる石のほうが「それっぽい」。言い換えると、インクルージョン（内包物）があったり、カットが甘かったりするほうがキャラクターのイメージに合っている場合があるし、そういう石は、たいてい、ちょっと安い。いやインクルージョンの入り方によってはより高くなることもあるが、それはそれとして……
石って高いんじゃないか？と思う向きには500円くらいから買えるよ、とお伝えしておく。ただ、先程も書いたように、上を見れば際限がない。希少な石でいいカットだとなんかすごい桁になっていたりする。でも一般人に手に入る範囲できれいな石を探すことは可能である。色別に売っている通販サイトもあったりするので、そこでこの石ってだいたいこういう色なんだっていうのを掴んでから他を見たりミネラルショーや石フリマなどのリアルイベントに行くのもありだ。
石を買ってどうするのか？ジュエリーに仕立てるのか？もちろん仕立ててもいい。わたしもいくつかのリングを仕立てている。ただ、ジュエリーを仕立てるのはそこまで気軽にできるものでもない。地金の値段も上がっているし……デザインに凝りはじめたら際限がないし……（わたしはそこまでやったことはないけれども、インターネットで調べるとさまざまな推しジュエリーが見つかる）ただ、実を言うと、ルースケースに入れて、机の上とかに置いておくだけでもかなりたのしい。目に入る場所にきらきらしたものがあると、それだけで気分が上がるというものだ。
ここまで推しの石を買うはなしをしていたが、それとは別にきれいだなと思った石を買ったりもしている。そんなものだ。いや、推しの石を探していると普通に好きな石が見つかってしまい……ということは、よくあることである。推しの石を買うよりハードルが高いから、たくさん買わずには済んでいるが……それはそうといつかウルフェナイトの原石がほしい。オレンジ色のかわいい石です。