われこそはお猿

松下とも子
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まぐおさん(夫)とは三十年ぐらい知り合いであるが、昨日初めて「ブランキージェットシティのアルバムでどれが好き?」って聞いたら同じで面白かった(ちなみにC.B.Jim、次点はLOVE FLASH FEVERも一致)。ブランキーって出会い方で印象が変わるバンドかも。私も最初、ビジュアル系の一種かと思っていたし。最終的にはベンジーの世界観にはまるかかな。

夫のことを知り合いって書くのもどうかと思うが、知り合い感覚だから結婚生活も続いている気がする。恋人っぽく、夫婦っぽく、家族っぽくしようと最初の十年ぐらいはがんばってみたが向いていないと分かった。風変わりな先輩と合宿していると思ったらしっくり来る。

私には育ちから来るヤンキースピリットが染みついており、上下関係には敏感である。年上で強い者には納得して従う。まぐおさんは部活動においてはセンスが信頼できる先輩だったのだ。同年代や年下の男性とはつきあってうまくいったためしがない。私のできる部分(たいへん少ないが確実にある)に嫉妬されるし、私も何でお前みたいな小僧にこよこよせんといかんとや、と腹が立つ始末。

なんか、高崎山の猿軍団とか入ったらけっこういいのかもしれない。朝三暮四とかめっちゃだまされそう。ていうか今改めて意味を調べてもどこがおかしいのかわからない。朝4つもらえたらうれしいやん。

体癖も、どの整体師にみてもらっても捻れ7種だし(猿の感受性、勝ち負け重視)猿寄りの人間なのかもね。

体癖各論 捻れ型(七種・八種)| 野口整体 せい氣院 (seikiin.com)

高崎山で猿とたわむれる私。この時、妹は猿に殴られて泣いていた。

@matsutomo
福岡で写真と文筆をやってます。 ★ほとりスタジオ www.hotori-std.com ★第54回九州芸術祭文学賞 佳作受賞kyubunkyo.jp/archives/1158 ©2024松下とも子