朝からお弁当作りで普段しないような失敗をいくつかやり、時間が倍かかった。あわてて家を出てバスを待つものの、こんな日に限ってなかなかバスは来ない。その上信号には全てひっかかる。いつもより遅れて到着し、みなさんをお迎えする準備をバタバタ。この段階で一日終わったかのようにぐったり。
今日はそんな日なんだわと腹をくくり、ぼちぼち、ぼちぼちでいこうと決めた。昼からは作品についての意見を求められる(絵画や陶芸などの創作活動を柱とする、障害福祉サービス事業所なのです)。ディレクションは自分の創作とはまた違う難しさがある。背景を知り、相手を尊重しないとできない。
自分はいかに、ふだん言葉に頼った雑なコミュニケーションをしているのだろうと来るたび思う。ここではそれが通用しない。耳を傾けて、たくさん想像をすることが大切、と日々教えてもらっている。この先行きに不安がいっぱいな世界で、「共生」は最強の手段だと思うので、最新型のことを学んでいる自信はある。
夕方はミーティングもあり、ぼちぼちのはずががっつりの日になってしまった。大変だけれど、「知ろう」としている今は幸せな時期かもしれない。恋愛でもなんでも、終わった時は「もう分かった」って言うでしょ。
一息ついてベランダから見えた今日の月は別嬪さんでした。