お勤めの日。退勤後、駅のトランドールでパンとコーヒーでいっぷく。ここのパートさんは素敵な人で、「お砂糖いりますか?」「いります、今日疲れた~」「そしたらいっぱいいれんしゃい!」と定食屋みたいなやりとり。
お陰様で元気が出て、雨だし行くかどうしようか迷っていたセレクション展に立ち寄ることにした。今日が最終日なのだ。
なんとなく予測はしていたが、作品群は物理的にも世界観的にも小さくてよく分からなかった。私はでかい作品が好きなんだな~、と思った。先週見た田島享央己さんの絵はでかくて良かった。この人の絵はでかいだろうなと思っていたらその通りでした。
これ、欲しかったよ、、、。
これは私の性格から来るものだと思うけど、ブワっとはみ出るでかくてアツいものが好きなんだ。食べ物屋の盛りも気前がよくないといやだ。デカもりがいいってわけじゃなくて、ケチる気持ちが見えたら萎える。ところで小倉のお店ってほんと盛りがいい。バブルの頃かと思う。感激する。
いや、これはでかさの問題だろうか。小さくてもアツくて好きな作品はある。静かでアツい作品もある。うーん。あ、小さなかそけきものを題材にするなら精神はどーんと宇宙と繋がっていないとだめってことかもな。私こそ日常大好き人間なので、そこに溺れないようにしたいな。どうしたらそれができるかな。
などなど、考えることができたのでその点ではいい展示でした。新しい場所へ足を運ぶことが年々おっくうになってきてるけど、うろうろしないと犬も棒にあたらない。自分にとって「違う」体験を活かしていく技も場数を踏むと身についてくる気がします。
帰り道、雨上がりの花吹雪がきれいでした。