盆栽を引き取ることになったら大変だと呑気なことを先日思っていたけれど、よくよく考えるとうちの庭にはなかなか立派に育った樹が何本か植わっていて、盆栽、大変、どころの話ではなかった。むしろ盆栽の方が小さいだけマシである。
先日、意を決してついに庭仕事をした。本当は植木屋さんを呼びたいとことだが、お金がかかるため自分たちで枝の剪定をすると決めた。しかし到底1日で終わる量ではないので、なかなかやる気が出なかったのだ。
枝の剪定という庭空間の中央から上の部分は夫に任せることにして、私は主に中央から下空間の雑草を抜いたりする作業に集中した。マスクしてるけど病気になるんじゃないかと不安になるほど鳥のフンまみれになっている葉蘭をバッサバッサと引っこ抜く。葉蘭、いくらなんでも増えすぎだと思う。どうしてこうなった。おまけに繁った葉蘭の根元ではミイラ化したネズミの死体が発見された。家の裏に食い散らかされた感じの小鳥の残骸もあったので、よくやってくる猫がネズミも退治してくれたのかもしれない。そう考えることにする。
うちのまわりにはきれいにお手入れされた庭のある家が何軒もあった。庭をやっていた人が高齢になっていなくなると、木がなくなって地面がコンクリートに変わっていく。世話が大変だしお金がかかるから仕方ないよね。そしてジャングルのようなうちの庭がますます異彩を放っている。