我が家は夫婦で遠方に住んでいる高齢者(義父とその姉2人)の介護をしている。
義母は9年前に他界しており、そのため義父が姉たちと一緒に住むということになったのだった。高齢者3人暮らしの老老介護ハウスの誕生である。ちなみに私の父も要介護者で、主な介護は母がメインで行っているため老老介護ハウスその2なのだが、我が家が隣に住んでいるのでアシスト付きという形になっている。
マストドンに老老介護ハウスの話をCW付きでたまに書いていたけど、後で自分が見返したい時に面倒で、かといってこの手の話は家庭によって事情が異なるからブログに大っぴらに書くのもなんか微妙、ちょうどいいからここにしずかに書くことにする。その話の時はタイトルとタグに「介護」とつける(忘れがちなタグ)。
私の妹は異国に住んでいるし、夫の弟は一人は仕事的に関与が難しくもう一人は基本音信不通なので、考えてみるとうちは夫婦ふたりで4人の高齢者の様子をみており、義母が闘病中は主に私が担当していたし、将来的に今は元気な母が加われば、介護する人:される人の割合が2:6となるのが、ザ・高齢社会という感じがするね。今なんとかなっているのは福祉や医療のサービスのおかげ。あと各自の貯金と年金(年金はわずかでもないよりはマシ)。
とにかく負担が大きくなると破綻するから、使えるものは全部利用してなるべく楽にサステナブルを目指す、というのが我々の目標だ。
よく、福祉や医療や年金等の話題で若者と高齢者の分断を煽るような壮年者がいるけれど、そういう人は介護は他人任せで一切やったことがない拱手傍観さんか、入居金だけで数億円の高級ホームに予約済みの富裕層、あるいはそこまでじゃなくても「普通の」有料老人ホームならよりどりみどりで家族を楽々入居させられる余裕のある人なので、タダで耳を貸すだけこちらの貴重な時間が無駄である。高齢者福祉をカットすると、結局そのツケを払わされることになるのは若い人だからね。
ちなみに特別養護老人ホームではなく有料老人ホームは、高級ではない「一般の」ホームであっても、入居時費用と月額費用は高い。泣く。無理。払えない。その話はまた今度。