インターネットで盆栽に関する番組を見た。盆栽には松の木などの松柏と、そのほかの雑木と山野草などの草ものがあるというのをふんふんと頷きながら聞いていたら見事な松の松柏盆栽が画面に登場し、これは百年を超えています、世代を超えて継がれていくのですと説明されていた。
先日書いたように、現在の私は「ものを片付けるスイッチ」がオンになっているため、持ち主が育てられなくなった盆栽が残された時のことが頭をよぎり、すっかり落ち着かない心持ちになってしまった。盆栽界で名の知れた立派な盆栽ならいざ知らず、素人の趣味の盆栽は捨てるのも忍びないし、自分で育てるにしても引き取り手を探すにしてもすごくめんどくさいことになりそう。
ペットにカメを飼っている、という話を見聞きした時もすぐに、カメの方が長生きしそうだけど、育てられなくなったらどうするんだろうと心配になってしまう。10年ほど前、大きなリクガメを散歩させているお爺さんを公園で見かけた。あのカメは、お爺さんは、今どうしているだろうか。