介護サービスを受けるにあたって必要なのが介護認定で、認定がおりるまでには時間がかかるため、サービスはまだ使わなくても、状況によっては申請だけ早めにしておいた方がいいかもしれない。
ということを、義母の時に学んだ。義母は急に状況が悪化して、多くの人が超特急で対応してくれたけど、いろんなことが間に合わなかったのだ。
老老介護ハウスでは、90歳で元気だった義伯母1が要介護の妹(義伯母2)と弟(義父)の面倒を見ていた。その義伯母1が、昨年から急に弱ってきちゃったのである。そこですぐに申請をした。
申請をすると調査員が来て面談が行われるんだけど、たいていの場合、面談になったとたん高齢者は元気になる。事前に「できないことはできないと正直に言ってね」と言い聞かせても、面談ではあれもできる、これもできると得意になり、いつもはボンヤリしているのに急に意識が冴え渡ったりするのだ。
でも調査員はプロなので、できないフリをしてもバレるし、できているそぶりを見せてもダメなところはわかっていると思う。
ただ面談の時間は限られているため、家族が本人の前では言いにくいことを伝えるのは至難の技。そこで義伯母1の時は、これまで起きた困った事態を時系列で箇条書きにまとめた紙をプリントして渡した。調査員からは、それも添付して認定会議にかけると言われ、結果的に要介護1がおりた。
この時に作成した書類は、入院時に医師や看護師に渡すなど、その後も何かと役に立っているので、作っておいてよかった。義伯母1はこれから施設に入るが、これを元に施設のケアマネさん向けの書類も作っておこう。