最近読んだ本のメモ。勢いで書いたので読みづらい。
脳は世界をどう見ているのか
自分の好きなものが何か、これから何をするか、みたいな意思決定って自分で考えて決めていると思いがちだけど、本当にそうなんだっけ?結構環境に左右されてない?(=自分で決めていると考えているけど実は本当に自分で考えた部分って行動の2%くらい、みたいな。たとえば。)とか、意識よりも無意識の方が脳の大部分を使っている、みたいな話を最近人としたり聞いた機会があって、そういうのがきっかけで脳科学系の楽しい本を探していて出会った。
特に古い脳と新しい脳の対立の話、知識の座標モデルの話、AIは人類を駆逐しない(そしてなぜしないのか)の話がおもしろかった。
素人目線なのでアレだけど知識を座標系として処理している話は結構生成AIと近い気がして、いまのAI文脈を含んだ上でAIと人類の関係を著者が改めてどうみているのか知りたいと思った(ネット上で探したけどそれっぽい言及は見つけられなかった)。
この時代でも脳のしくみの全容が明らかになっていないのめちゃくちゃ面白い。
私たちはどう学んでいるのか
学ぶことを学びたかったので読んだ。
知識についての章が特におもしろかった。知識と情報の違い、知識の属人性、身体性認知、など。特に、知識は人には伝えることができないというあたりがとても好き。
またこちらの本でも無意識の話が多分に含まれていて興味深かった。
日常生活やなにかを学ぶ・身につけるときに無意識がつかさどっている部分についてすごく興味があるんだけど知識がなさすぎて他に楽しそうな本とかを見つけられていないので誰かおすすめあったら教えてください。
世界5大宗教入門
宗教史とか各宗教の違いとかざっくり学んでみたいと思っていたところでこの本がよさそうだったので読んだ。とっつきやすくて自分の目的に合致していてよかった。
特に科学と宗教の対立みたいな文脈が興味深くて、たとえばロボットの分野で日本は人間に近い見た目のロボットでも抵抗がない人が多いけど欧米では忌避されることが多々あって、そこには宗教が深く結びついている。こういうの、理由を知っているだけで理解が深まるので知ることはいい(?)。
ちなみに宗教を学ぶことに興味を持ったきっかけは冬休みにダヴィンチコードシリーズの映画を観たことです。
2作目の「天使と悪魔」が特におもしろくて、まさに科学と宗教の対立がテーマになっている。関係ないけど舞台がフランスやイタリアで歴史的建造物がたくさん出てくるのも見応えがあってよいです。
ハゲタカ
久しぶりに小説を読んだ。
こちらもきっかけは映画。ウルフ・オブ・ウォールストリートを観ていて80〜90年代の金融業界おもしれ〜〜なんかもっとくれ〜〜〜と思っていたら出会った。こちらもよかったのでおすすめ。
ハゲタカは全体的にめちゃくちゃ好みで、読んで正解だった。ザ・社会派って感じで実話がふんだんに盛り込まれているのと文体が好き。あとは自分がもともと山崎豊子の「華麗なる一族」がめっちゃ好きで、テーマが結構近くて楽しく読めたのもある。
ただ小説としての幕引きが個人的には納得いかなくて、続編を読まないといけなさそうな感じだったのだけ残念。続き読みます。
あと普通にちゃんと金融の勉強をしたくなった。こちらもなんか読む。