1年前にゴルフをはじめた。
会社の人に誘われてはじめて打ちっぱなしに行ったとき、こんなにもできない、やり方がわからないことってあるんだと思った。
周りの人はさも当たり前のようにクラブを振ってボールを放物線状に綺麗に遠くに飛ばしている。けれど、自分は振ったクラブをボールに当てることすらままならない。
周りの上手い人に聞けば、誰でも最初はそんなものだと言う。
そう言われたのがおもしろくて、こんなに全くできない状態から本当にできるようになったらおもしろいなと思ってなんとなく続けてみることにした。
周りのうまい人と一緒に練習に行ってコツを教えてもらったり、1ヶ月だけちゃんとレッスンに通ってみたり、月1でコースを回るのを連続6回くらいやってみたりして、現在1年が経過した。
スコアはだいたい120くらい。これは全然うまくはないけれど、「あ、ゴルフやったことある人なんだな」って思われるくらいのスコアだと思う。
感覚的にも、全くできないっていう感じはもうなくて、集中すればいい球が出るときもそれなりにあるし、何をどう気をつければいい球が出るのか自分なりの理解がある状態。
というわけで、全くできない状態から(すこしでも)できるようになるという当初の目的は達成され、興味は満たされた。ちゃんと練習すればもうすこしうまくなると思うけど、ゴルフがとてもうまくなることにこだわってはいないしまあ一旦これくらいでいいや、という感じ。
この体験を通して何を感じたのかというと、大人になってもゼロから何かを始めることはできるし、全くできないことがそれなりにできるようになること、できることが増えるのはたのしいということ。
あと、ゴルフ自体、自分がやることはないだろうなと思っていたんだけど、そういう、なにか偏見とかネガティブなイメージを持っているものに対して、一度壁をなくして自分ごとにしてみるのはいいなと思った。
おわり。