高校数学の学び直しを始めて、あともう少しで1年が経つ。
私は主に数学読本を使って勉強している。丁寧に解説してくれているので、文系の私でもなんとかついていけている。独学に向いている本だなぁと思う。
ただ、問題を解いているとどうしても計算ミスが目立つ。問題を書き写し間違えていたせいだったり、計算過程を丁寧に書かなかったせいだったり、明らかに計算間違いをしていたり。そしてそもそもの問題として、計算がとにかく遅い。
高校数学の学び直しの前にざっと小学校算数や中学数学も学び直したものの、何か根本的に抜け落ちてしまっている基礎があるんじゃないか。モヤモヤが湧き上がってきた。
やっぱり、小学生レベルからもっと鍛えたほうがいいのだろうか。薄々気づき始めた。そんなとき、小3の娘のお勉強情報を調べて目についたのが百ます計算だ。子どものために購入しておきながら、結局私が取り上げてしまった(そのあと、子どもの分を追加購入した)。
たし算・ひき算・かけ算は2分以内に解くのが目標。しかし、かけ算以外は2分を超えたタイムからスタートした。ひき算なんて初日は3分かかっていた。ダメだ、計算が遅いことがこれではっきりと証明されてしまった・・・。なんとか14日間取り組むうちにたし算・ひき算も2分を切ったのだけれど。
今は百割に挑戦中。こちらは5分以内に解くのが目標なのに、なんと10分近くからスタート。もうどんだけできないんだよ、とガッカリ。でもちゃんとタイムが上がってきている。こうして自分の成長が感じられるのは、何歳になっても嬉しいものだ。
先日、noteで百ます計算に関するとてもいい記事を読んだ。
百ます計算は計算力を鍛えるだけではなく、集中力を鍛えるのにも役立つようだ。"百ます計算は社会人の「精神安定剤」"という言葉が印象的だった。スッキリした頭で仕事に取り組むための準備運動と考えると、百ます計算は1冊やりきった後も続けたくなる。調子が悪いときに飲む栄養ドリンクのような感覚で、時折取り組んでみると良さそうだ。