お金に対する見方の変化

maztak
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ここ最近スモールビジネスの教科書という本を実践しているのだが、顧客セグメントの章でふとお金に対する見方が変わってきたなと思った。

汗水垂らして労働の対価として受け取るものでもなく、かといって資本主義という仕組みの元、「お金に働いてもらう」「アイデアを売る」のような視点ともまた違う。

投資家からのマネーや大企業の投資が成長市場に流れ、大きなお金が流れているところで如何にパイを取りに行くか、もしくはスモールビジネスならニッチな需要を取りに行くか。トレンドによってお金が湧き出る場所がかわり、企業には予算が割り振られサラリーマンである担当者はそれを何かに使わなければならない。スタートアップは投資マネーを使って早くKPIを伸ばさなければならない。

こう見ると「お金」というものが、お金を沢山もっている人や企業から、トレンドや成長市場にドバッと流れてきて、そこを如何に素早くマーケティング力をもってかっさらいにいくか、そういったゲームのように感じる。そこにもちろん誠実さや努力は付き物なんだろうけど「然るべき場所に、上層の人たちとの繋がりを持って、そこにいる」ということが何より重要というか、そういう感じ。

世のため人のためになることをやることが金持ちになるわけではない、というのは資本論やYouTubeのベーシックインカムちゃんねるなどを観ればわかる(エッセンシャルワークがなぜ貧しくなるのか、経営者も常に競争というレースから降りられないこと、マッチングアプリでは最適なカップルを効率的に生み出すことに負のインセンティブ=儲からないが発生することなど)けど、それ以上に世の中のお金の湧き出る場所や流れ方を知っているかどうか、それの汲み取り方を知っているかどうかで、ビジネスの勝者になるかが決してしまうような。

自分が好きだからという理由でカフェを始めてしまう人(昔の私)などが多い中で、なんとなく「あービジネスってこういうことか」というのが、わかってきた気がする。またこれはスタートアップとはまた似て非なる部分があるなぁと。

@maztak
日常のブログですがちょっとパブリックには言いにくいことを書いています。でも人間の本質に迫るような深い論考などが好きです。将来はここに書いたようなことをYouTubeで発信とかもしていきたい。