SEOと灰色と私

ikanoosushi
·

SEOという言葉をご存知だろうか。

Search Engine Optimization、つまり検索エンジンに最適化するという意味だ。

Webページが検索に引っかかりやすい状態にする技術的なもので、たとえばページのタイトルや見出しタグ(hタグ)を検索する言葉に合わせて変更する、管理者の情報を乗っけて信頼を担保する、最近だとモバイルフレンドリーといってスマホで表示した際に見やすいかといったこともSEOに関わる。

たとえば「アップルパイ 食べれるカフェ」なんて言葉でグーグルで検索したとする。この場合のキーワードは「アップルパイ カフェ」になる。

このキーワードをページのタイトルや見出しに入れる、ページ内の情報としてちゃんと「アップルパイ カフェ」を出していくと、検索エンジン(AI)が「このページならユーザーが満足するはずだ」と判断し、検索結果上で優先的に表示される。非常にざっくりなんだが、そんな感じ。

とまぁ、これがSEOなわけだ。SEOに取り組むことで、サイトにアクセスしてもらおう。ひいては、問い合わせだとかECサイトなら売り上げアップだとか、その辺に繋げていこう。というなかなか理にかなった、かつサイト運営する上では重要な役割ってことがわかったと思う。

で、だ。本題に入ろうと思うが、このSEOも商売としてはかなりアウト寄りのグレーだし、最近はかなり逆風を受けている。

SEOに取り組むこと自体は全く無駄じゃないし、私も推奨する。

ただ、「取り組むことで流入アップになります!」だとか「コンバージョンアップにつながります!」みたいな売り文句はどうなんだろうか。

そもそもニーズのないサービスなのにSEOに取り組んでも焼石に水だろう。検索する人が年々減っているようなキーワードやサービスじゃ、延命治療ってところにしかならない。なんか抜本的に見直す必要があると思う。

次に、最近だと「一次ソースであること、サイト運営が長いこと」といったページがかなり優遇されている。検索エンジンへの新規参入はかなり厳しい状況で、個人の知恵とかは上がりにくくなっている。個人の話はまぁ確かに問題あることもしばしばだが、ピンポイントの悩み解決にはなるはずなんだけどな。

極め付けは検索結果へのAI導入。Googleは、いろんなサイトから拾ってきた情報からテキストを作って検索結果に表示し始めている。※まだ実験段階。

これだと肝心の「サイトに来てもらう」が叶わず、ユーザーは検索結果画面で満足してしまう。

他にも逆風を感じる要素は色々あるが、状況的にはこんな感じなので「SEOをやってサイトへの訪問数を増やそう!」っていうのは若干無理ある状況になってきている。

というかそもそも、SEOに取り組んだところで必ずしも検索結果画面で最初の方に表示されるようになったり、訪問数のアップに繋がったりするわけではない。

そんな曖昧なものを仕事にするとどうなるか!

…うん、「来る」よね。

SEOは全く無駄じゃないです。

Googleがスマホで撮った写真から検索するっていう画像検索を強化してたりAIによるサマリ作成してたり色々やってますが、SEOの1番の目的は「〇〇検索した人に見つけてもらう、ドンピシャの情報を届ける」ということなので、検索する人のためにはSEOに取り組む必要があります。

ただ、効果の確証がないものなので、過信しちゃダメです。

ちょっと前から言われている通り今は指名検索、ブランド名が重要になっています。名前を知ってもらう方法を検討する方が先でしょうね。

そんな感じで今日の日記?でした。

ちなみに、このサイトは検索に引っかかるし、まだまだ若いサイトだからなのかガッツリ指名しないと検索結果に出ませんが、まぁ一般キーワードで引っかかるのは時間の問題だと思います。私の日記が検索結果にありました。

なので、ついうっかり変なことを書かないように気をつけようね。

@mbe
好きな寿司は炙りサーモンです。