2023 年の瀬、感謝と振り返り

medaka
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2023年も終わりが近づいてまいりました。

芽高としては二回目の年越しです。今年も色んな事がありました。初めてネップリをやったり、企画に参加させていただいたりといった初めての経験もありましたし、絵に関しても色んな勉強の年となりました。

プライベートの方でも仕事の合間に資格の勉強を始めたり、筋トレを始めたり、健康に気を使い始めたり、と充実した一年になったと思います。

どう考えても社交的ではなく、大体の趣味が一人で完結するものばかりという人間なのでびっくりするくらいSNSに向いていないんですが、ありがたいことにお声がけいただいたり、受け入れていただいたりしてなんとか芽高二回目の年越しに至りました。関わってくださっている皆様のご厚意なくしてはこの形には至れなかったと思います。誠にありがとうございます。

今後も無理しない範囲で、末永く頑張っていこうと思いますので、のんびり見ていただければ幸いです。

さて、折角振り返りの記事を描いているので、絵の振り返りも少しだけしようかなあと思います。

まずは2023年通して芽高お気に入りの一枚を。

これはもはや奇跡が起きていると思っているんですが、すごくいいんですよね。ベケセオの表情も全体の雰囲気も色も大好きで、いったい何が起きたのか私も分かりません。

本当に奇跡の一品なので今のところ再現性がないのですが、とりあえず私の手から生まれてきたので、鍛錬を積めばいつか再現できることもあるでしょう。この一品を安定的に生み出せるように今後も頑張っていきます。

それにしてもいいな。これも奇跡なんですが、ネップリで印刷したらさらに良いんですよ。これ、印刷していただいた方の期待を裏切らない形にできたと信じています。いや、これ本当にいいな。ありがとう世界。

続いて2023年好きな漫画です。

芽高、残念ながら漫画はあまり上手ではなく、かろうじて四コマがどうにか描けるくらいの実力なのですが、この四コマは「四コマ全部にある程度情報量がある」「動きがある」の二つで個人的に千点満点だしてます。えらいぞ。

ですがなによりこの漫画の好きな所はアントンの「賭けさせたら勝ち」の件ですね。

アントン・ロックというキャラクターは私が芽高になってから作ったキャラクターです。まずキャラデザを出して、彼を知ってもらうために何個かの落書きを上げました。その時に出てきたセリフが「賭けたら負け、賭けさせたら勝ち。俺の知ってるギャンブルってそういうもんなんで」なんです。これはアントン・ロックのキャラクターを掴むのにすごく大事にしたいところなんですね。

(こちらは2022年のらくがきです)

アントン、雪久やニケに比べたら小悪党の部類で、迂闊。人に対しての情を捨てきれない男なので、あんまり「危ない男」というイメージはないのですが、決してただの良い奴ではないところが大事なので、この四コマでようやくその側面が描けてとても嬉しいです。いいぞ!芽高!もっと四コマ書け!!あと春樹と真知子辺りも掘り下げてくれ芽高!!頼むぜ!!

さて、最後にお気に入りのSSも。こちら実は2022年作なのですが、ここに丁度載せられる文量であるという点と、できればついでに読んで行ってもらえたらいいなという下心でこちらを載せます。

ニケとセオドアの会話ですね。ニケという女は阿呆でもなんでもなく、ある程度頭が回るくせに目をそらそうとしてしまうずるいやつだったりします。これは度々描いている漫画でも出てきています。例えば、こちら。

もう、「こういうやつです」って言うしかないんですが、ニケという女は相手の好意を利用し続けられるほど人情のない女ではないですし、だからと言って好意を素直に受け入れて自分の力にできるほどまっすぐな人間でもないんですね。故に苦しむ。

ニケに限った事ではないですが、きっと「もう少し非情だったら」もしくは「もっと素直だったら」そこまで苦しむこともないだろうに、というキャラクターばっかりです。でもそれができないのがらしさなんだろうなあとも思います。つまりニケはたぶんもうしばらく悩むんだと思いますね。彼女は自分が納得できる答えまでたどり着けるのでしょうか。楽しみですね。

さて、ここまでそれぞれ見てきましたが、一通り振り返って思ったのは「しずかなインターネットで振り返るのめちゃめちゃいいな!!!!」です。いいですね。こういう形の振り返り。来年もしたいです。来年もいっぱい書いてくれ。頼むぜ芽高。

というわけで、あたらめて、一年間ありがとうございました。自創作キャラクター達には来年も沢山暴れていただきたいなあと思いますね。大好きだなあ。