前々から、どこか自分の好きなものをジャンル問わず書ける場所が欲しいなあと思い、ネットの海を泳いでいた。
どうも雑多垢というものを運営することが苦手で、1ジャンルに1アカウントという方針を取っていたが、基本的に物事に対しては浅く広く楽しんでいる人間なので、自分の方針と性質の相性が悪い。
ブログみたいなものがいいのかなあと思って探してみたが、皆さん人に伝えたいことを伝えるためにブログを使っていて、やっぱりちょっと違うかもしれないと尻込みしたまま数年。
えっくすでのふぉろわさんが、こちらのサービスを利用してることを知り、調べてみると、私にとっては中々居心地がよさそうな気がしたので、登録してみた。
一次創作の話も、好きなキャラクターや作品、音楽の話も、思ったことも、ただ書きたいことをぼんやり書いてみようと思う。
手始めに、自分が好きだと思うもので今思いつくものを並べてみよう。もしかしたら今後それについての記事を書くかもしれない。もちろん全然関係ない話をすることもあるだろうが。
普段、自分の好きなものにはあんまり意外性がない気がしてしまい、相手を楽しませることができないのではないかと不安になって、好きなものの話はあまりしない。けれど、今回の目的は誰かを楽しませることではないので、ありのまま書いていければいいと思う。
作家さんだったら、私はやっぱり京極夏彦先生が好きだ。姑獲鳥の夏の影響で、大学時代は、ジャンルを問わず面白そうだと思う教科を片っ端から取っていた。一見関わりのなさそうな知識が繋がる楽しさを学んだと思う。
最近だと吉田篤弘先生もよく読む。柔らかく優しい文章が肌に合っていると思う。特に度々出てくるオーケストラについての話は、同調できるところが多い。私は楽器はほぼ弾けないが、一応合唱歴が長いため、通ずるところがある。あと、短編小説もいいなと思ったのは吉田篤弘先生の「月とコーヒー」を読んでからだ。一応社会の歯車として動いているので、隙間時間に読めるというのはでかい。
他にも大山淳子さんの「あずかりやさん」シリーズだったり、黒柳徹子さんの「窓際のトットちゃん」だったり、大人になってから色んな本と出会うことができている。幸運なことである。
次は音楽について挙げてみる。
音楽というと真っ先に浮かぶのは、ポルノグラフィティ、サザンオールスターズ、米津玄師、B‘z、ゴールデンボンバー、チャランポランタン、Sound Horizon、それからボーカロイド楽曲だろうか。クラシックだとドビュッシーが大好きで、とてもよく聞く。ボーカロイド楽曲ではてにをはさん、あめのむらくもｐが特に好きで、この間はアルバムを購入した。
割と王道な人気アーティストさんが多いと思っている。テレビをあまり見ないので最新曲には疎いが、偶に「数年前の大ヒット曲」にハマることもある。多分私のペースが世間よりちょっぴり遅い。自分のそういった遅い所は嫌いではないので良いのだが。
それから、なんだろう。画家や哲学者、映画監督なんかも挙げてみようか。
画家ならゴッホが好きだ。あんまり美術に詳しいわけではないのだが、ゴッホの黄色と青の色遣いは可愛いと思う。絵本みたいで好きだ。星月夜の腕時計を持っているのだが、見るたびににっこりする。
哲学者だと、王道だがアリストテレスは好きだ。幸せに生きたいなあと思った時に一番参考にした。昨日より少しいい自分になる。日進月歩は私の座右の銘だが、それに近しいものを感じる。
映画監督なら黒沢清監督。怖いのは基本的に苦手だが、あの画面の作り方はとてもいい。特に「CURE」という映画はよかった。映画の中の恐ろしいほど魅力的な言葉を吐く間宮という男が非常に好きだった。人を惑わす悪魔のような男が好きなら多分気に入るんじゃないだろうか。
映画といえば「キサラギ」という映画も大変好きだった。ワンシチュエーション映画の中では一番好みの題材で、好みの展開だったと思う。完全無欠というわけでもないが、私はこれが好きだなあと思う映画だった。
ワンシチュエーションの会話劇が好きなので、もちろん劇も好きだ。サミュエル・ベケット（私の一次創作のキャラクター、クロヴ・ベケットの名前はここから来ている）の戯曲だと、有名な「ゴトーを待ちながら」も好きだし「勝負の終わり」も好きだった。ああいうタイプの話は自分でも書きたいなと思う。
あとは、キャラクターについてもちょっとだけ。
Fateシリーズはextra、extraCCCが好きな人間で、中でもアンデルセン、キアラさん、エリザベート・バートリー、ありすとアリスに狂わされたまま生きている。
グノーシアならラキオ、スラダンなら三井寿、FFならティナ・ブランフォード。テニプリだと芥川慈郎だし、カリスマだと草薙理解。ツイステならアズール・アーシェングロットだしプロセカなら暁山瑞希。ポケモンならビート。東方なら諏訪子。十二大戦なら断罪兄弟、学怖なら風間望……。
オタク歴が妙に長い分、人数が多いので一度締める。まだまだ推しはいるし、これからも増えるだろう。
思いつくままに好きなものを書いてみたが、きっと今思いついていないだけでまだ出てくるのだろうと思う。そして、並べるだけでもそれなりに楽しかったので、このサイトも有効活用していければいいなあとぼんやり。
でも肩ひじを張らないため、この記事が最初で最後でもいいんだという精神でやっていければと思う。
ひとまず、今回はここまで。