プリンセスピーチと自由の身

medaka
·

昨日の出勤中、電車の中でゲームの広告を見た。

かの有名なピーチ姫が色んな姿になって動き回るアクションゲームらしい。剣士だとかパティシエだとか、かっこよくてかわいい姿に変身したピーチ姫がとても可愛らしくて目を惹いた。

元々リボンやパールなどの可愛いものが好きなので、可愛い女の子キャラが色んなコスチュームを身に着けたり、メイクアップするのを見ると心が躍る。心に女児が居る。

やってみたいなあと思う反面、自分がいかにゲームが下手かは知っていて、少し尻込みをした。

ゲーム自体は好きなのだが、幼少期触れたゲームは大体RPGだった。(そのRPGも工夫というよりレベル上げによるごり押しという脳筋っぷりで、上手いとは言い難いプレイが多い)中学生くらいの時に初めてマリオをプレイして、挫折した。初心者向けと言われるカービィですら何度か挫けた。アクションセンスがないのだ。(リズム感の無さと、緊張により肩の力が入りっぱなしなのが主な原因だと思う)その経験からどうもアクションゲームに苦手意識があった。

けれど、どうしてもやってみたいなと思って調べてみたら、ゲームの発売日は来週?だが、体験版は出ているという。ありがたくやらせてもらうことにした。

この体験版やダウンロード購入も、昔は不可能だと思っていた。

幼いころ、親が色んな制限を設けていたご家庭は多いと思う。うちも類にもれず様々な制限があった。今はもういい大人なので、そんな制限はないのだが、何故かこれが私の中に深く根付きすぎていて、私はおおよそ多くの大人が普通にやる色んな事を「不可能な事」と思って生きてきた。

例えばダウンロード購入。ゲームとインターネットを繋げることはかつてNGだったので、抵抗感があったり。

例えば一人で映画を見に行く。これ多分禁止されてたの小学生までだと思うのだが、勝手に映画は人と見に行くものと思い込んでいた。最近一人映画が楽しい。

例えば課金。これはやりすぎは良くない。が、今は好きなコンテンツで金が出せそうなら出した方が良いと思っている。

例えば深夜のコンビニ。これは未だに行った事がない。深夜に外を出歩くのはライブ帰りくらいなものだ。

そういう色んな制限を、私は私に課していたような気がする。けれど、案外世の中は自由である。自分で責任の取れる範囲で、ではあるが、ダウンロード購入も一人飯、一人映画も課金も夜の散歩も、やっていいのだ。犯罪でも何でもない。

そう考えると、人に比べて私は色んな部分の経験が足りないと痛感するが、一方で、今やりたいことをやれるんだなあと嬉しくなる。

さて、話は少しそれたが、私はプリンセスピーチshowtime!の体験版をダウンロードした。(こういう体験版を作るのも大変だと聞いたことがある。ありがとう製作陣)

まずピーチの仕草が可愛い。全部エレガントで愛らしくって可愛い。走る時もドレスをつまんでいて素敵だ。ピーチってこんなに素敵なレディだったのかとその時初めて気が付いた。ちょっととぼけたお姉さんの愛くるしさだ。急にピーチ姫のことが好きになった。

そして、悪役だと思われるキャラクターのデザインやギミックデザインがあまりにもいい。心が躍る。テーマが「演劇」なのか、舞台の上を駆け巡っているような描写が楽しい。背景セットだった城が段々近くなっていったり、廻り舞台があったりして、ワクワクした。

なにより、肩に力は入ったものの、どうにかアクション部分はクリアできた。多分あんまりアクションになじみのないプレイヤーに合わせてた難易度である。

私でも、できた。アクションゲームができた。すごく嬉しい。楽しい。

製品版が楽しみで予約をした。ゲームを楽しむことができる事実がとてもとても嬉しい。

製品版が出たらいっぱいプレイするぞ!