寝たい、ただひたすらに

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6時半に起きる生活が続いている。

30分で準備を済ませて、7時からリモートワークを始める。

今日のタスクが終われば、授業の準備をして大学へ。

膨大な思考回路を処理し、授業後も友人たちとの雑談を楽しみ、教授に質問をし、誰かに呼び止められ、ヘトヘトになりながら帰宅する。

帰ってから楽器ケースを開けて、ひたすらに練習、練習。

来週までに仕上げなくてはならない作品、長期的に向き合う作品、演奏会やプロジェクトがある作品、急に入ってきた新しい曲…

かと思えば、友人や大学・教授からのメールやチャットの嵐。

そんなことをしていると、「ご飯を食べる」行為すらも億劫になってくる。作り始めたり、準備し始めれば良いものの、とっかかりのスイッチを押すのに苦労してしまうから、練習にのめり込んでしまう。

日が落ちて、近隣の住人が帰宅し始めた気配を感じ取ってから、楽器をしまってのろのろとシャワーを浴びる。

シャワーから上がればお腹が空いていることに気がつく。生きなければ、とそこではたと気が付き、ご飯の準備に取り掛かる。

生活するって難しい。生きるって難しい。そんなことを考えていればあっという間に夜。

夜が深くなって、静かな時間になると、ついいろんなことを考えてしまう。

今日の友人との会話でわからなかったフレーズ。

教授のジョークがわたしだけわからなくて固まったこと。あれのどこが笑えるポイントだったのだろう?

できたこと、できなかったこと。圧倒的に、自分ができなかったことをついつい思い浮かべてしまうけれど。

うーーむと頭の中をぐるぐると巡らせながらベッドに入れば、気がついたら寝落ちしている。

アラームが鳴っていないのに、朝の4時に目が覚め、あと2時間寝られることにほっとする反面、ちょっとした絶望のような虚しさも感じる。

ただ、今は何も考えずにぬくぬくとお布団にくるまって寝ていたい。

きっと夢の中でもいろんなことを考えすぎている。有る事無い事、意味あることから意味のないことまで、情報が溢れすぎているんだ。

自分の頭のことを外にぽいっと放り投げられたらいいのに。なんで頭って1つしかないんだろう。考えない、と決めたことですら、考えないということで一つ容量を食われてしまうのだもの。

ああ、今日もいい一日だった。明日はどんな日になるかな。と心地よく眠りの世界へと落ちていきたい。

@meer
言葉が好きなひと、誰にも言えない言葉を綴る 日々のかけらを集める場所