なんで、そんなことを書くんだろう

meer
·

仕事でSlackを使っている。

時差7時間の中でリモートワークをして、たくさん学ばせてもらっている今の会社には感謝。出社している人たちに負けじとたくさんタスクをこなして頑張る日々。それを見守っていてくれるのはとてもありがたい。

その反面、コミュニケーションは全て文字媒体になる。

人一倍言葉だったり、文字に敏感なわたしにとって、相手が徐に投げたボールが深々と突き刺さることが多発する。

先月から別の人に頼まれて地道にやっていた作業をなぜか他の人が資料を見て、やり始めて、この資料に基づいてやったけど成果が出なかった、とSlackで上司に相談し始める。

それってわたしが仕事していないって言いたいのと同義だと思う。自分で資料を作るところから、効率よく作業できるように考えながらずっと進めてきて、どうかすると件数的にはわたしが一番多く作業しているのだけれど。それを踏み躙るかのような物言いで、わたしが積み重ねてきたものを掻っ攫っていかれた感じ。きっと本人はそんなこと微塵も思っていないのだと思うし、上司もわたしが仕事をしていないと繋げることはしないと思う(と願いたい)けれど、誰かの名前を名指しで言われたら、「え、それは大変」と言わずにはいられないはず。それを勝手に名前を出されてメンションもなしに話を進められている張本人が目にしたらどう思うのか、その言葉の裏側と見えない釣り針が喉に引っ掛けられていることを想像したことがあるのか。

さらに追い討ちをかけたのが、わたしが時差7時間の土地にいることだった。

彼らの中では数時間前の昼間に話した話題の1つかもしれないけれど、わたしにとっては朝一番にすでに事が起きて収束に向かっている、その最後の断片。よし、今日のタスクも頑張ろうとPCを開けた瞬間に飛び込んでくる負の感情と蹴落としたいのか欲に塗れた言葉のログを追わされる。

最初から同じ土俵で意見を交わすことができない、同じ日本語なのに高く感じる壁が立ちはだかっていることに、わたししか気がついていないという絶望感。

__自分がされて嫌なことはしない。

そう決めているから、いつもSlackの文字ベースのコミュニケーションは細心の注意で進めている。それを感じ取ってくれている人もいるし、時間があえば文字だけではなく声でのコミュニケーションを取ろうとしてくれる人もいる。

ぞんざいに言葉を放つ人は一周回ってその棘が自分に降りかかってくるとわたしは思っている。だから、毎日毎秒自分の口から放つ言葉や自分が生み出す言葉に責任を持たせる。そして、鏡に映されている人影や自分自身の受け止めるさまざまな可能性を考えて、言葉を置く。

考えすぎだと笑う人もいると思う。でも、人間の柔らかい部分を踏み躙られることに対して鈍感な人はいない。そして、人間は案外脆い。笑って踏み荒らした土地が一瞬でマグマになることだってある。

それで自分を守ることができるのであれば、笑って嘲る人間の言うことなど関係ないのだから。

@meer
言葉が好きなひと、誰にも言えない言葉を綴る 日々のかけらを集める場所