Too Good To Goを使ってみた

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昨日から気が重い仕事から始まる朝。しんどかったな。なんかチャットツールを見るのが嫌で、薄目で見ていたらちょっと見落としてしまったりして。はあ…と画面に向かってため息をつく。

のろのろと次のための準備を始めて、家と学校の往復。

あんまり外に出るのが好きではないのと、外食とか外で食べる食事に興味を失っている時期なので、家で1人食べることが多くなった。

そうなるとだんだん似たり寄ったりな食事が続く。新しく「あれを作ってみよう!」と思って作る楽しみがあるけれど、”食べる”という行為になると途端にいつもと同じ色彩になってしまう。

ちょっとでも何か鮮やかな体験をしたいと思って、この前教えてもらった「Too Good To Go」というアプリをダウンロードして、中を見ることにした。

フードロス削減のために作られたアプリで、賞味期限や消費期限が近く廃棄される予定のものを少し安い値段でお店が売ってくれる、というのがざっとした内容。

パン屋さんからカフェ、ホテルの朝食とかスーパーまで参加している店舗が多くて、条件さえ合えばいろんなお店を選ぶことができる。

そして、お楽しみ袋となっているから内容物の指定はこちらからできないからその日のお店の売れ行きとサプライズによって品物が決まる。

選ぶ・選択する、ということにも疲れ切っているわたしにとっては真新しいサービスに映った。

自分の家から歩いて行ける距離で、尚且つ決められた受け取り時間に確実にいくことができるお店、と条件に合うパン屋さんを発見。

なかなか人気らしく、すぐに予約枠が埋まってしまうらしいのでぽちぽちとアプリ内で決済へと進んでいく。

学校から帰ってきて、ふうと一息ついてからパン屋さんへてくてく歩いていく。ちょっといつもとは違う道を歩くから、目に映る景色が新鮮だった。そして、パン屋さんでアプリの画面を見せて紙袋を受け取って、完了。

わあ、結構気軽にできるものなんだなあと新発見。そして、いろんな人がお店に受け取りに来ていて、気まずい気持ちにはならなかった。

何が入っているのかなあとのぞいてみたら、大きなドーナツが4つ入っていた。ドーナツだあと童心に帰って喜びながら家に戻る道のりは、足取りが軽かった。

いつもはつい我慢してしまうドーナツもこうやってサプライズで届くと嬉しく感じるし、フードロス削減にも貢献できた?とちょっぴり誇らしい気持ちに慣れるのであれば、活用していきたいなと思う。

夕食もドーナツがデザートにあるんだ〜と思いながら食べれば明るく見えたし、食べてみて中にクリームが入ってた!と自分で選んでいないものだからこその新発見。

こんな体験も良いなと思った、新しい気分転換を発見した日だった。

@meer
言葉が好きなひと、誰にも言えない言葉を綴る 日々のかけらを集める場所