ここ数日間、怒りが収まらない。
思い返せばいろんな「差別」や「理不尽」なことを経験してきた。
そこはかとなく蔓延る男尊女卑。
外国人・異国人である、アジア人であることに対する偏見。
男性脳、女性脳。
時差。
出社勤務とリモート勤務。
ダイレクトコミュニケーションとチャットベースのコミュニケーション。
仕事のことはいろんな要因が絡み合い、さらに時間が立つほど緩やかに首を絞められていく。その迫り来る首元の透明な縄に気がついているのは本人だけ。相手のものを抉り取るだけ、掠め取ることだけして、大きな顔をする人間ほど醜いものはないし、透明な縄によって静かに死にゆく人がどれだけいるのだろうかと思う。
怒りの感情は判断を鈍くする。殊更冷静さを保って、グッと耐え忍ぶことも必要。自分を守れるのは自分しかいないし、他人は所詮他人。
そうやってこの世界に対する小さな小さな絶望と、透明な縄をミリ単位で締め上げていく。理不尽さと、不条理さに抗う希望さえも奪い取られていく。
こんな世界に生きる意味などあるのだろうか。
そう思わずにはいられない。