親戚と一緒に何一つ縁のない九州へ旅行へ行く。多分どこかのホテル兼商業施設に泊まって、お土産を買ったりお出かけしたりご飯食べたり、それなりに楽しんで迎えた2日目。
私だけなぜか1人コンビニか何かに行って、ホテルの自室に帰ろうとエレベーターに乗る。ふと前を見ると、とびらにうっすらと背面の鏡が反射している。私と、その足元におかっぱの女の子が映る。後ろには誰もいないのに。
急いで自室の階に着いた途端飛び出すが、階全体がなぜかオペラの劇場やイッツアスモールワールドのような謎の作りになっていて、よじ登るように自室に向かう。後ろを振り返る。アンジーのようなボロの西洋人形が何台もついてきていた。動いてはいないが、あっこれはだるまさんが転んだ だと直感する。人形らの方を見つめながら後退し、自室に飛び込む。誰もいなかった。親も、親戚も。何もなくて怖くて目が覚める。