全身麻酔

meganeeze
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みなさーーん、健康ですか〜!!!私は元気です。

何よ全身麻酔なんて、縁起でもないわねと思ったそこのあなた、ご安心ください。これはおよそ30年前程の話であります。

母の友達に「もしかしてメガネちゃん、斜視じゃない?」と言われ病院に行ってみたところ、こいつぁ手術をしないと治りまへんねと言われたので入院・手術の運びとなりました。斜視の原因としては眼球を引っ張っている筋肉の強さが左右で違うため、強い方へ引っ張られてお目目が外を向いちゃうの…という感じだったと思います。

当時5歳女子、大人しめでやるなと言われたことはやらないという感じでしたが、逆に言われないことはやってもええということ!みたいな屁理屈チャンだったため二週間を共に過ごしたカーチャンには本当に苦労をかけたと思います。ビーズを撒いたり(わざとじゃないよ)勝手にカーチャンを巻いてかくれんぼを始めたり(わざとだよ)して叱られてウワーンと泣いてました。

手術の前には各種検査で瞳孔を開かせる目薬がシミシミで痛くて泣いたりしていましたが、特に嫌がることもなく「まあそういうもんなのね」という感じでした。ベッドの空きが無くて小児病棟じゃなく一般の病棟で同室のおばさまたちに可愛がってもらえたので、よかったです。子供の頃から子供が苦手だったので…。どういうこと?

例:予防接種で怖くて泣く兄に「まだ痛くもないのになんで泣くの!」とキレる。なお、自分は打たれた後に痛くて泣く。

さておき、いざ手術ですよとベッドごとガラガラ運ばれていき、お見舞いでもらったジンベエザメのぬいぐるみを手術室直前まで握りしめながら看護師さんに「泣かなくて偉いねえ」と褒められました。

看護師さん、私はそんなに子供だと思われているのですか…。(子供だよ)それはともかく私が手術前はご飯が食べられないので悔しさにしばらくベッドでシクシク泣いたことを知ってもそれが言えるのでしょうか。(知らんよ)

へへ…と照れながら手術台に乗せられ、ちょっとちくっとするからね〜!と言われるままに意識は遠のき…。

そして手術中に目が覚めました。

ピッピッと機械が発する音、かちゃかちゃ金属製の道具が発する音。これはなあに?ていうか全然自分で息できないんだけど?!動きたくも動けない。怖…と思っているうちにまた眠りにつきました。

結局このくらいに目覚めますよと言われていた時間よりかなり時間が経って目覚めた私。何事かと心配していたカーチャンへ起きるなり泣きながら「お腹減った…」と言ったらしいです。取っておいてもらった夕ご飯全部食べたので、「まさか全部食べるとは」と言われました。

やっと食べられたご飯が美味しかったことが印象深くて、もっと大きくなるまで手術中に起きたことを忘れていたのですが、ある日はたと思い出してこれってよくあることなの?と不思議になり調べました。

0.2%の確率で起こるらしいです。小さくてなんもわかってなくて良かった〜!!!!!

ていうか、多分途中で起きちゃってやべ!コイツ起きてら!と麻酔増やされたせいで普通より目覚めるの遅かったんじゃないんですの?

謎は全て解けた。皆様もどうか健康にはお気をつけて、元気な爺婆になりましょうね!!