話しかけられると二度とその店に行きたくなくなる

megaya
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やめてくれ。俺に話しかけないでくれ。めんどくさい!!!

1人で飲むのが好きなんだ!俺は一人で昼飯が食いたいんだ!おい、店員!俺に声をかけないでくれ!!!

1人飲みやお昼ご飯を食べているときにいつも願っている。俺に構わないでくれと。めんどくさい!!!

お昼ご飯を食べに行っているお店で、「いつもありがとうございます」なんて言われた日にはそのお店には二度と行きたくなくなる。俺を認識しないで欲しい。俺とお前(店員)はあくまでお金でつながった関係であって、友達ではない。俺は俺でお前はお前だ。お金を払ってる以上は飯だけ食わせて欲しい、俺は飯を食うために金を払っている。認識された瞬間にそれはもう客と店員ではなくなってしまうのだ。めんどくさい!!!

今日行った焼き肉屋もそうだった。こだわりが強い店で、カウンターに1人で座っていたら、「この肉は〇〇なので、こうやって焼いてください」と注文する度に教えてくれた。私の肉の様子を見て逐一ひっくり返してくれた。

ありがたい。たしかにありがたい。ありがたいのだが、自分で焼かせて欲しい!!!

一度、店員に肉の焼き方を教えてもらったら、終わりだ。そのあと自分で焼くのが緊張する。肉を焼く度に店員に監視されているような気持ちになる。「おいおい、こいつ肉の焼き方わかってねーな」と店員に思われてそうで、のびのびと肉を焼くことができない。めんどくさい!!!

別にこっちは肉が焦げようが、レアだろうがどうでもいいのだ。自分のペースでお酒を飲んで、自分のペースで肉を腹に入れたい。お金を払っているのだから好きにさせてくれ。構わないでくれ……!

「じゃあ、家で食べろよ」という意見もあるだろう。ごもっともである。自分が一番めんどくさいことを言っているのはわかっている。

ただ、ガヤガヤしている店内で誰も自分に構ってくれない状況が好きなのだ。その喧騒を楽しんでいるのである。

大人数で飲むのが好きな人は肯定されやすいのに、1人で誰にも話かけられずに飲むことは「さみしい」みたいなマイナス要素でとられがちなのが悲しい。こっちはこっちで楽しんでいるのに……!

ああ、今日行った焼き肉屋美味しかったなぁ。もう一回行きたいけど話しかけらるのは嫌だな。ああ、そんなことを考えている自分が一番めんどくさい!!!