今日は新しい職場に移って、初めての休日だった。31日に前の職場に最終出勤し、そこから6日まで続けて勤務だったので7連勤である。こんなに連勤したのそれこそ十年ぶりくらいかもしれない。しかしながら新しい仕事は基本的に座っていることが多いし、私はまだそれほどやれることが無いので、思ったよりも疲れはしなかった。
さて。新しい職場である。これまでの仕事とガラリと変わり、事務仕事がメインである。とはいえ来客対応があったり、雑務がいろいろあったりで、デスクワーク一本ではないのだが、まあそのくらいの方が適度に動けて健康に良いだろう。
幸い仕事を覚えるのは人並み程度にできるので、ここまでに教えてもらったところは概ね覚えられた感じがする。とはいえとても単純なことしかしていないが、「電話対応完璧だね」と言ってもらえたり、「いてもらって結構助かった」と言ってもらえたりもしたので、ほどほどお役には立てたのだろう。まあ分かんなこと全部偉い人に投げてるからな。
正直なところ、仕事の内容よりも人間関係の方にびくついていたのだが、まあなんとか、同じ部屋の中にいる人間の顔と名前は覚えることができた。よくよく考えるとこれまでの倍くらいの人数になっている。道理で覚えるのが大変だったわけだ……。面接でうっすら偉い人が匂わせていた通り、同じ部署(?)のひとたちは皆少々クセが強めだが親切な人ばかりで、常に忙しそうで声をかけにくいことを除けば働きやすい環境だろう。
こうした仕事の宿命か、例に漏れずお局的な人がやはりいるのだが、時々ほんのり刺してくる以外はこちらも良い人である。自慢ではないが、私はこの手の人と非常に相性が悪いという自覚がある。何故なら生身の私は基本的に愛想が無く、冗談に笑うこともあまりなく、はっきりいって可愛げが無いのである。十年、いや五年前だったらこの人とは上手くやれなかったかもしれない。今は何となく適当に愛想がある風に振舞ってみたりするなどして、そこそこいい感じでやれているとは思う。とにかく、こうした先達に対しては素直にお言葉に従い、ことあるごとに感謝しておくことが大切だというのが、社会に出て今日までに学んだことである。
このような感じで、新生活はまあまあ順調に始まった。職場で体調不良者がぽこぽこと出ていることが不安ではあるが、引き続き体調に気を付けて頑張りたいと思う――