久々に本当に久々に、洗濯をしているときに「私は私自由は悲しみ~」と歌っていたら夫が続きを「ワンツースリーで歩き出す~」と引き継いでくれた。(モーモールルギャバンのアルバム「BeVeci Calopueno」の”ワタシハワタシ”という楽曲の歌詞)
そして「BeVeci Calopuenoがシャレオツ全開で一番好きなアルバムかも~」と夫が言っていた。わかる。わかる。めっちゃわかる。ということで、このアルバムに対するエモーションを書き散らそうと思う。
【モーモールルギャバンとは?】
モーモールルギャバンはドラム・ボーカルのゲイリー、ベース・コーラスのマルガリータ、キーボード・ボーカル・銅鑼のユッカの3ピースバンド。
モーモールルギャバン official site (mowmowlulugyaban.com)
2011年3月。未曽有の災害が日本列島を襲ったその数日後。ACのポポポポーンCMしか流れなかったあのころ。住んでいたところは被害がなかったため、高校2年から高校3年生の間だった私はすぐに元通りの暮らしに戻った。Amazonで買ったんだか、タワレコで買ったんだか記憶が定かではないが、モーモールルギャバンの「BeVeci Calopueno」を手に入れた。前13曲でなんと60分超のアルバム。熱量がすごい。インスト曲が3曲、10曲のうちユッカのリードボーカル曲が3曲、残りの7曲がゲイリーボーカルの曲。
頭をぶんなぐられたような衝撃だった。もちろんそれまでのモーモールルギャバンが大好きで大好きでたまらなかった。京都への修学旅行の自由行動で、モーモールルギャバンの曲を聞きながら京都のタワレコに行ったときはもう発狂しかかってた。もちろんもともとポップでおしゃれではあるんだけど、「ユキちゃん」とか「サイケな恋人」とか「さよならは地下鉄で」とか情けない感じ、破壊的な感じのところがみんなに好かれてたのかな?と思っていたそんなモーモールルギャバンがテイストをガラッと変えた。めちゃくちゃポップでおしゃれ~なアルバムを作ってきた。(クロなら結構ですも確かにオシャレ寄りではあったが)全体の流れもそうだが、ミックスがめちゃキーボード強めでユッカのキーボードのメロディックさを強調している感じ。アルバム「野口久津川で爆死」で最推しが「琵琶湖とメガネと君」の私にはめちゃくちゃたまらないアルバムがやってきた。
私はめちゃくちゃめちゃくちゃ音源を聞いていた。一番リピートした曲は8曲目の821だ。間違いない。服を着ないハニーに対して服を着て~と言っている曲、と言ったらひどいな、歌詞のことは言わないほうがいいな。
めちゃくちゃポップ4つ打ちドラムでユッカのキーボードがちょっとディストーションを感じるそれでもおしゃれなエレピでひたすらにいいコードを弾いてる。そしてたまに入るロックオルガンでいい内声鳴らしてくるやばい。マルの安定のベースもごりごりのびのび自由にベースラインを奏でてるマジで最高。サビ前の移調「おはようがわり早引き~」のコード展開が好きすぎる。こういうシャレオツ展開がめちゃくちゃ大好き…あと、基本的に私は4つ打ちが好きなのだ。夫に「クラップ入ってる曲なら好きなんでしょ」っていじられるぐらい4つ打ちの曲が好き。そんな人間にとって至高の一曲でごわす。(文章書きながら聴いてる)私は同じ曲を何回でも聞き続けてしまうため、比喩ではなくn回聞いた。笑 同じようにエモい展開の4つ打ちが好きな人におすすめの曲です。
また、中毒になった曲はATTENTION!。マルのベースからはじまる不穏感。ドラムとキーボードで高めるサビまでの体温、そして突き抜けるような「ATTENTION!」の咆哮。ほんっと気持ちいい。
ゲイリーお得意の泣かせの一曲、このアルバムは愛と平和の使者。たしかサビの歌詞は実際にあったことらしい。なんかのインタビューで言ってたな。ディストーション強めのキーボードと刻まれるベースでエモさを盛り上げ「愛と平和の使者~」と叫ぶゲイリー。途中の讃美歌のオルガン演出も荘厳でよい。ユッカ忙しいな~。めちゃくちゃよい。泣いちゃう。
そして、リリースツアーで晴れて全曲聞くことができたと記憶している。超最高だった。体力あったな~と思う。ワンマンで最高だった。満員の地下ライブハウス、入り乱れ、全力で踊る人、飛ばされる人w、サークルモッシュなんでもありだったな~ いつものように物販でタオルとTシャツを買い参考書にサインをしてもらって帰宅。モーモーのグッズはめちゃくちゃかわいくてたくさん着すぎた。もうすべて着つぶしてしまった…
ゲイリーとユッカにお子さんが生まれて、昨年末久々にライブをやったモーモールルギャバン。しばらくはツアーとかはできないかもしれないけど、ライブ行きたいな~。観客とバンドが一体になる”あの感じ”は狭い箱ならではのグルーヴだと思うのです。あーめちゃくちゃモーモールルギャバンが見たくなりました。以上
【BeVeci Coalopuenについて補足説明】
BeVeci Coalopuen(ベヴェッチ・カロプーノ)は日本のロックバンド、モーモールルギャバンの3枚目のアルバム(メジャー初のフルアルバム)。ビクターエンタテインメントのレーベル「Getting Better」から2011年3月16日にリリースされた。”引用元:BeVeci Calopueno - Wikipedia”
曲順
BeVeci Calopueno (インスト)
Hello!! Mr.Coke-High (ゲイリー)
ATTENTION! (ゲイリー)
変な人 (ゲイリーマルユッカ)
ワタシハワタシ (ユッカ)
Smells like SURUME!! (インスト)
821 (ゲイリー)
パンティくわえたドラ猫の唄(ゲイリー)
Kitchen (ユッカ)
愛と平和の使者 (ゲイリー)
rendez-vous(ユッカ)
(シークレットトラック)美沙子に捧げるラヴソング(ゲイリー)