麻雀歴1ヶ月の僕が対局中に考えていること

meijin
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2023年11月に麻雀を教わってから1ヶ月が経過したので、後々の振り返りのためを兼ねて現時点で対局中に考えていることや、疑問に思うことをまとめてみる。

だいたい雀魂で対人を15局、対CPUを30局くらいしてる。対人では1位確率が4分の1少し下くらい、対CPUでは2.5分の1くらい。

打牌について

序盤(最初6ターンほど)の打牌

序盤から中盤にかけては、配牌から逆算しておおよそ狙いやすい役、大穴で狙う役をなんとなく見立てる。

1番考えやすいのは役牌で、役牌を狙うなら鳴きも辞さなくなるのでまずは役牌を狙うかを考える。

基本的に鳴いた上で役牌になると、ドラが乗らない限りは点数が低くなりがちなので、ドラが乗っているかを見渡す。または、自身が親でかつ配牌がそこまで良くなかった時(見渡して、順子になりかけている牌すらないとか)に速度優先で上がるために鳴いてまで役牌を狙う。あとはレアだが子でも、親が連チャンしていたりこのまま止められなければ差が開くときにも仕方なく役牌を狙う時がある。後はこれまで1度しか作れたことがないが混一色が狙えるならポンして字牌の刻子を作りに行ってもいいかなぁ。

最初のターンで、たとえば北や南、西(東場のとき)が1枚とかならまずそこから切るが、東や白發中が1枚のときは他の牌も念の為に見る。配牌があまりにバラけている時は、速度優先に切り替えることも加味し、序盤は東白發中を打牌しないで2枚目を引けるか待ってみる。2枚目さえ引ければかなり高い確率でポンから役牌を狙える。

北南西が配牌で2枚来た時は少し悩む。打牌するとターンを無駄に使うので、一応七対子を狙ったり、普通に3枚目をツモったうえでリーチから上がれる余地もあるから。

ただ実際は、他家からの打牌で刻子の望みが絶たれることもあるので大半は打牌する。正直字牌は悩んだら打牌くらいに思う方がやっぱり良さそう。

字牌についての扱いが決まると、役牌を狙わない時はまず字牌を全て打牌しにかかる。そうこうしているうちに一九牌をあまり引かなければ、断幺九を狙うし、3枚や4枚引いてしまったら、断幺九にかかる時間が長くなるのでリーチか平和、ドラを狙う。(※チャンタを狙える時はあるだろうが、正直思考が追いつかないのでチャンタは狙わないようにしてる)(※一九牌が多い時点で実際は平和も取れなさそうではある。そういう意味で一九牌を多くもった時に戦える引き出しが少ないな…)

とはいえ個人的に平和を意図的に序盤から狙える時は稀で、だいたい気がつけば順子がほとんどになっていてリーチのときに平和の可能性がある方を選ぶ、みたいになることが多い。

中盤の打牌

中盤に差し掛かり、他家からリーチがない時は、とにかく良い形を作ることを心がけている。麻雀のルール上、リーチをするとやることがなくなってしまうので、たとえば単騎待ちで山に理論上3枚しかないとき、他家が刻子にしてたら物理的に上がれないし放銃の可能性すらある。なので中盤ではイーシャンテン、リーチの段階で両面待ち以上にできることを大前提に進める。リャンシャンテンの時点でイーシャンテンのための条件が全部両面待ち以上だったりすると気分が上がる。もちろん一盃口や三色同順を狙えるなど、リスクリターンのバランスが取れそうな時は得点状況なども加味して不利なリーチでも許容する。

具体的に良い形を作るにはどうするかと言うと、自分が認知してるいい形を作る、または悪い形を崩すとなる。崩すときは打牌のせいであとから後悔してもフリテンになるので徹底的に崩す。

いい形は以下の形がある。

- 4連続)4-5-6-7みたいな形。4か7で雀頭が生えるのがでかい

- 5連続)3-4-5-6-7みたいな形。2/5/8で順子が2つできる三面待ちなので強い

- 中ぶくれ)3-4-4-5みたいな形。2/3/5/6のいずれかで順子と両面待ちが生えるのがでかい。ただし4をツモると萎える(この場合3/5を打牌するのか、雀頭待ちとして残すのか悩むことになる)

- 名前不明)7-8-8みたいな形。刻子と両面待ちの両狙いだし、他が強ければ7を捨てて雀頭にもできる。

- 飛び飛び)2-4-6みたいな形。あまり好きでは無いが一応3/5のいずれかで順子が生えて両端のどちらかを打牌する両面待ちなので便利

他にもあるかも。

悪い形は

- 筋)4-7みたいに3離れてる時。たとえば5をツモったとき、4にとっても7にとっても一応順子の作成待ちになる。無論5-7はカンチャン待ちになるのでテンパイまで持っていきたくは無いが、他のメンツが強ければ4-7は崩してもいいと思ってる

- 端っこ)8-9みたいな形。カンチャン待ちと同じく単騎だし、カンチャン待ちと違って他の形にしにくいし(4-6とかだと、もし7をツモった時別の楽しみがある)、断幺九も狙えなくなるし割と嫌ですね。調べたらこれってペンチャン待ちというとの事。

- 端っこ4離れ)1-5とかになってる時、仮に2をツモってもペンチャン待ちの形だし、3でもカンチャン待ちだし、5は普通に両面待ちを作りやすいので1を打牌してもよさそう。もちろんこれくらいになってくると他家の打牌、自家の狙いによるが。

ちなみにこれは個人的な考えだが、いつの間にか中盤時点で対子が5つできたときは、七対子を狙うことが多い。ポンもしない。対子4つだと七対子を狙いたい気持ちを我慢するかな。

話が少し逸れるが、対子ってたくさん集まれば七対子だし、鳴きありの断幺九狙いでポンもできるし、単体でも雀頭候補だし、他家のリーチに対して打牌したら安全牌として2ターン稼げるしとても好き。

地味に雀頭ができないまま聴牌になるのがダルいので雀頭がしれっと出来ないかどうかは序盤から気にしてる。逆に雀頭候補が2つ以上あるときは、4面子1雀頭から逆算して雀頭にしかなり得ないほうを残すなど考える。

カンチャン待ちの聴牌は嫌いなので、カンチャンがあってイーシャンテンになってきた時、カンチャンを打牌してしまうのはたまにやる。どうなんだろう。

終盤、放銃回避の打牌

中盤〜終盤にかけて他家からリーチが入った時、自家の状況によるが基本的には守りに入る。

自家がイーシャンテン以上かつ、役が強い(満貫狙えるとか、3翻以上あるとか、点差が他家と近くて両面待ちのテンパイになれるから逆転狙えるとか)ときは攻める。

守りに入る時はまず安全牌から打牌する。

また、たとえば安全牌が索子の3で、索子の2が河と手持ちで4枚あるなら、索子の1はほぼ安全牌かなあといったことも考える(河と手持ちから理論上安全牌であると言い切れることもある)

安全牌が手元にない場合、何から捨てるかは難しいが、

- 字牌

- 一九牌

はまず聴牌では無いことが多いので打牌する(字牌でたまにロンされるが正味泣き寝入りレベルかなとは思っている)。一九牌は最悪放銃しても断幺九は乗らないので耐えてくれと祈る

次に河をじっくり見て、筋になっている牌(たとえば7が河にあるときの4)は先の理屈からすでに所有してる可能性が高いので、まあいけるかなと打牌する。他にも萬子だけやたら捨ててるとかならまず萬子はいけるだろう、みたいな考えもある(フリテンが怖いはずなので…)

次に、すでに自分含めリーチした他家以外の河に複数枚流れてる牌は期待値が低いので聴牌にしないのでは、という読みで打牌する(そのレベルで裏を読んできてる可能性もあるが)

あとはシンプルに4-6あたりは両面待ちの格好の対象なので危険とみなすとか、もある。

なので、たとえば中盤でかなり絶望的な手牌になっていたら、もう安全に倒すために字牌を保有しておくとかもたまに選ぶ。点差がついてる1位を堅持したいとか。他家にリーチされた時、少なくとも一発を避けるために1回は打牌耐えないといけないので。

個人的には、1回の対局で満貫くらいの点数を1度和了するか、3翻を2回和了するかくらいで上位には入れる(速度優先役牌1000点みたいなのはノーカン)と思っていて、放銃しない方が大事かなあと思っている。満貫が狙える牌でリーチしたが結果的に放銃したみたいなのは正直仕方ないという気持ち。ここは完全に運ゲーかなと(読まれにくい河を作る、とか、他家の河を見て点数高そうだぞと読む、もあるが、正直僕は河を読まれにくいように作るとか他家の役まで予想するまでは頭が回らない)

月並みだけど、要するに大事なのは良い牌のときに高得点を決める、悪い牌のときは他家のリーチに対して降りて耐える、親番の時はなりふり構わず勝負、の3点ではある。

役・得点などについて

リーチ

リーチはできる時は必ずしている。ただ、最近は確度の低いリーチはリーチ棒を失うだけなのでやらない方がいいのか?という考えも芽生えてきた。対局の後半で他家との点差が際どい時に、リーチしてわざわざ1000点失うより隠れて直撃ロンを狙う方が役によってはよいのかな、とか。ただ雀魂の考慮時間でそこまで頭が回るのか…

鳴くとリーチもなくなるどころか、一発や裏ドラ、門前清自摸和、一盃口などもなくなるのでかなり魅力がない。速度優先の役牌、断幺九狙い、ドラ所有時くらいしか自分の中では引き出しがない。

例外として、清一色や混一色を狙える時に鳴いてしまうのはありかも(これまでそんな考えで鳴いたことは無かったけど)

ルール認識が曖昧なところとして、得点によっては上位から直撃を狙いたいがリーチするとロンは必ずしないとフリテンになるらしい?のでリーチする時点で直撃相手を選べないのは欠点かも。黙って聴牌してたら、あえて他家からの打牌はスルーして一周まわってまた直撃狙うはルール的にOKらしいので。ちなみに対戦で1度それをやったことがあります(鳴いてたのでできた。狙って直撃した時の喜びはひとしお)

リーチの時に複数の選択肢がある場合、枚数は多いが役が弱いとき、少ないが強い時があって、得点状況によるが少なくて強い方を選ぶことが多いかな。あ!こっちだと三色同順やん!みたいにその時点で気がつくこともあって、危なかったという気持ちになる。

ドラ

ドラの刻子ができたのに上がれなかった時の悲しみがやばい。なりふり構わず早く上がることを目的とした打牌や鳴きのコツとかあるのかなあ

鳴きさえすれば役牌や断幺九が狙える時に、2-8のドラで刻子を生やせるなら鳴いてもいいかもね

カン

暗槓ともかく明槓は鳴きに入るので、上がれそうならドラを増やす目的でカンするくらいで、基本的には明槓しないかなぁ。自分だけこの牌が出尽くしてるという情報を囲い込めるし。暗槓は鳴きに入らなくてリーチなど残るので、暗槓ならやることが多いかも。

1度だけ三槓子をロンで上がったことがあって、ドラが4枚乗ってとんでもない翻になったのがいい思い出。今確認したら9翻だった。

逆に同じことを他家にやられて、他家が雑魚役だと思って攻めてたら放銃してしまい、よく見たら途中のカンでドラが4枚になってて詰んだみたいな事件があった。

三色同順

地味に好きな役。鳴いても成立するのは嬉しい。あと割と序盤から意図的に狙えるのもいい。

リーチで両面待ちになったとき、片方は三色同順になるがもう片方は平和とかそもそも平和や断幺九すらつかない、みたいなパターンがよくある。

七対子

かなり好きな役。中盤で対子が4つできたあたりで脳裏に入れておき、5つできたら狙う。七対子を狙う時は河に既に1枚以上ある牌は打牌する。山に2枚ずつの両面聴牌が理想。逆に降りる時は2枚セットで降りれるので守備力も高い。

一九牌で聴牌できたら高確率で上がれるのでそういう上がりやすい聴牌狙いも考える。

トイトイ

全部刻子で上がる役。鳴いてもいいらしいが、僕はこれまで狙おうと思ったことすらない。もしかしたら七対子狙いから派生でトイトイになることがあるかもしれないが、ポンをあまりやると後半の守備力が下がるし、かといってツモだけで刻子が3つ以上できることなんてほぼなかった。もしかしたら順子が好きだから対子を切りがちなのかもしれない。

一盃口

地味に深い役。僕がいい形としている4-5-6-6といった形から簡単に作れそうに見えるし、打点も高くなるから(いうて1翻やけど)

ただ、門前のみというところと、誰かが狙う数字で刻子作ってたら物理的不可能なので、意外と出現率の割に、狙って一盃口ありの聴牌まで持って行けることすら少ない印象。4-4-5-6-6みたいなときに、5なら一盃口だけど3/4/6/7は全部違った展開になるので悩ましい役でもある。

地味に一盃口に関するスタンスで腕前が分かれるのではとすら思える。僕はラッキー役だと思ってます。

聴牌

流局したときに、聴牌かどうかで地味に失点があるので、リスク次第だが形だけ最終2ターンくらいで聴牌に持っていくことがある。逆にここでビビった結果、自分以外全員聴牌でしたとかは割と痛手になる。

実戦では親を引いたタイミングの得点状況がかなり重要。序盤で親になるより、最後に親になる方が好き。得点上位なら適当な上がりでもよいし、最下位に低得点で上がらせても良いみたいな余裕があるし、下位なら配牌の時点で速度か打点かを決めて突き進む楽しさがある。

実戦では、4位で最終局の親を迎えたが、連続で上がってなんとか3位になった回が印象的。また、2位だったが1位を捲った回も何回かあって、最終局の親を引けるととても楽しい。

逆に1局目の親はとてもテンションが下がる。

順位

ゲームの性質上、運が余程いい時を除いて、強い意志(リスクリターンを取りに行く打牌、強い役を狙うとか)がないと1位は取れないかなと思っている。同時に、放銃しなければまず4位にはならない。

ということで、プロの雀士でも1位が多いが4位も多い人と、2位や3位がボリュームゾーンの人で分かれるのかなーと思った。

まとめ

結構色々考えながら進められるようにはなってきたが、考えれば正解(和了率高い選択肢)を選べるのはある種当然として、短時間で読み切れるのかとか、他家の狙っている役を見透かして降りる降りないなど選べるといった単純な自分の和了だけ見すえてない選択肢を取れるかがまだまだわからんなという気持ち。

あとは普通に打牌はまだ効率のいい形とかコツがあるかもしれないので、オフラインで人とやった時に教わるとか、YouTube見るなりして学んでみたい。

@meijin
名人です 趣味とエンタメの話題をメインで書きます