2023を振り返る中で、今年は新卒入社でデザイナーになれたなということも思い出し、しごとについても考えてみようと思った。
-しごと:多分、自分が思ってた以上に今の仕事向いているかもということが分かった。自分が向き合っている事柄に関して理解を深めるプロセスがとにかく面白いからである。デザインとわたしは多分相性がいい。そして、先輩や同期にとても恵まれていると思う。本当すてきな人たちばかりで、やったことのない内容の仕事に取り組む際にも不安になることがほとんどない。それは、わたしが周りにいる人たちの顔をいつも思い浮かべているからだと思う。
-UIデザイン:わたしの中に、この言葉に対するなんとなくの理解ができてきた段階だと思う。自信を持って「UIデザイナーです」と言えることは本当に素晴らしいことなのかもしれない、と感じてきている。Interfaceをデザインすることは、あらゆる物事や人同士の接続を試みることなのかもしれないと思っていて、今いちばん興味のある言葉かもしれない。自分が何デザイナーであるのか?とかいう、会社の中での職種名みたいな話には正直あまり興味が無い。
-勉強会:今年は新卒研修で友達になった2人と、Reactでオブジェクト(デザイン文脈でいうユーザーの目当て)を理解してみるという社内勉強会をした。デザインしかやってこなかったわたしは入社当時、エンジニア怖いかも状態だったのだが、それはエンジニアの仕事への解像度が低いからだったのかもしれない。今も高いと言えるわけではないが、UIデザイナーがコードという実体に触れることによって、デザインという行為に新たな感覚が付与される、みたいな経験ができて面白さを感じた。
-先輩・友達:さっきも少し触れたが2023はほんとにすてきな先輩と友達に出会うことができた。わたしの周りには、自分の仕事を通して、自分の知的好奇心を満たし楽しんでいる人が多い気がしている。(わたしの勝手な見立てだが)
生活と仕事で取り扱っているトピックが溶け合っているというか、そういう雰囲気であるように感じる。一緒に仕事をすることを通して、彼らの生き様を観測できているような気がしていて、それがとても楽しいというか素直に感動してしまうというか。
-ハイライト:同期と話しているときに、「仕事が上手くなることは本質的なことではないと思っている」という言葉を聞いた。本人に何か意図があったのかは分からないが、その言葉はわたしに、自分の興味関心に従い思考を繰り返したり物事を突き詰めていくことの面白さに素直になっていいということを思い出させてくれた。
-これから:2024は仕事とどう付き合っていくのか、ということを考えるべきかもしれない。でも、ほんとはあんまり、「仕事」に限って考えるべきことではないかもしれない。なぜならわたしにとって、仕事でいい成果を出すことを目的とすると、何もかもがつまらなく感じてきてしまうからである。この辺はまだまだ模索中である。まとまってないし、まとめなくてもいいかもしれない。
-フィードバック:2023は先輩や同期からフィードバックをいくつももらった。わたしのいいところはざっくり書くと、石橋を叩かないところと周りが見えていることらしい。周りが見えているのに石橋を叩かないのというのは字面だけ見るとなんだか変だが、空気では合意しているのに誰も言い出さないから意思決定できないという場面で、人が言ってほしそうな言葉を言っているだけである。多分。
-課題:サボっているのは、他者が分かるような形で自分の考えをアウトプットし、周囲の人とコミニケーションを取っていくことだ。これには自覚があり、自分の頭の中でイメージを描けてかつ整理できても、それを他者に伝えきれていない気がしてる。これは優しさに欠けている行為だと思うので、2024は直接的な言葉で自分の意思や考えを残していくことを意識したいと思う。その前提にある、理解したい・理解されたいと思わない謎のあきらめと、「こんなに直接的な言葉で表現してしまって傷つけてしまうことはないだろうか」という怖さを取り払っていく必要がある。あと、安易に相対主義的な立場を取るのをやめる。自分の正しさを主張していくということをやらないといけない。ような、予感がしている。なんとなく。
わたしはこのしごと好きだな、という気づきのあった2023だった。