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MEL
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猫と一生を共にしたい人生。

 一昨年、4月と5月に連続で飼い猫を看取りました。1匹は7年、もう1匹は13年一緒にいてくれました。まさか2匹ともそれぞれ別の病気にかかり立て続けにいなくなってしまうなんて思ってなくて、一生分の涙を流した気がしました。この子たちの出会いから思い出まで書こうとここまで文章を打ちましたが、また涙が止まらなくなったので一旦ここでやめておきます。この子たちとの思い出はまた、別の機会に書けたらと思います。

 2匹がいなくなってから約2年。現在我が家にはまた新たに子猫が2匹います。知り合いの知り合いという今まで面識のない方からいただいた子猫たちなのですが、引き渡しのためにお会いした際に、すごく良くして下さったのでとてもあたたかくて優しい人たちの元で生活していたんだなとほっこりしました。

 新たに引き取った子猫たちは、今年の5月に生まれたそうです。引き取ったのが7月なので、生まれてからたったの2ヶ月で親猫と引き離してしまうことになりました。野良猫でも捨て猫でも虐待された子猫でもないので可哀想かも、とも思ったのですが既に他の兄弟猫たちも引き取られているみたいで、飼い主さんも快く承諾して下さったことだしやっぱりいいです、なんて言ったらあまりに無責任だと思い直しお迎えに行きました。

 車の中でケージに入れられ揺られている間こそ大人しかったものの、家に連れ帰ってきてリビングに入れた途端おもちゃで遊んでご飯をたべ、すぐにぐっすり寝てくれたのを覚えています。2匹の兄弟を一緒に引き取ったおかげかあまり寂しさはないようで、2人掛けのソファの真ん中で広々と寝る大物っぷりも見せつけられました。さすが自由な猫!可愛い!愛してる!

 そんなこんなで現在11月。まだ一緒に過ごした時間は短いけれど、ちんまりしていて顔と体の大きさがおんなじだったあかちゃん猫たちはとっても大きくなりました。そしてとんでもなく甘えん坊でわがままで、食いしん坊で最高の子猫に育っています。毎日一緒に寝てくれるし、だっこして!と登ってくるし、姿が見えなくなると鳴いて騒ぎます。家中どこ行ってもついてきます。もう世界中の人間に見せびらかして自慢したいくらい可愛くて毎日が幸せです。

 先日枯葉がほとんど落ち切って、ちょこっとだけあられが降ったのでいよいよ冬だな、と感じました。実は新たな猫たちは5月に生まれたのでまだ冬を経験したことがないのです。私の住んでいる場所はものすごく寒くて雪が積もる地域なので、降ってくる雪や雪が積もった外の景色、凍る窓、寒すぎる家の廊下などこれから冬のすべてを経験するのだなと思うとにっこり笑顔になります。寒いときはみんなでくっつこうね、冷え性の私をふたりであたためにきてね、と今からお願いしています。リビングには大きな窓があるので、雪が降ったら外から雪玉を窓に投げて遊んでみようと思います。この遊び方は先住猫2匹とも好きな遊びだったので、この子達も好きになってくれたら嬉しいです。

 おはようからおやすみまで毎日幸せすぎて気分も落ちないし、嫌なことがあってもすぐにどうでもいっか!と忘れることができます。ソファの全てをボロボロに破壊されても、ペンタブのペンで遊んで失くされても、仕事のデータが入っているUSBを踏み台にpcの上に上がってキーボードを踏まれまくっても、ご飯を食べているときに箸で遊ばれて全然口の中にご飯を入れられなくなるときも、すべてが世界一愛おしいので何をされても飼い主は満面の笑みです。猫パワーって本当にすごいや!流石に仕事用のUSBは毎回差しっぱにせず片付けたほうが良い気がしていますが。とにかく猫を飼うことに向きすぎている人間で良かったと心から思います。

 猫との思い出や出来事は、これからも記事の終わりにでもちょっとずつ書いていく予定です。猫たちの写真もたまに載せられたらいいなと思っています。

 

@mel
イラストレーターの日常日記