2024/2/8

meme_letter
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人生、思いもよらないことが起きる。毎日じゃないけど、時々。

だから、アイドルを追いかけているし、恩師の研究者総覧を時々覗いているし、Twitterはやめられない。そして生きることも。

アイドルの人生に思いもよらず起きることを、舞台を遠くから眺めるように見ているけれど、その舞台の上にいるのが自分だったりする時もある。

今日がまさにその日だった。

今日は午前から挨拶回りがあり、朝早くから自宅で一仕事済ませてから、神保町に向かった。今年から担当することになった2つの出版社への挨拶だった。大学4年生の時に就職活動の一環で訪れた、本読みとして憧れでもあった出版社に、それから4年後に取引先として仕事で訪れることになっていた。そういうところに今、自分はいた。4年間、仕事を続けて。

帰社してからは、担当しているまた別の新聞社への新規広告商品開発の提案を考えた。先輩と頭を突き合わせて、下調べした情報をもとに、どのような市況の中で、どのような広告主からの需要があるのかを、論理的に見いだそうとするが、これが難しい。なんだか無理だと思う要素が多くて、つまらないのだ。

そのような時に先輩(余談だが、右脳派らしい。私もだ)が「シャワー浴びている時に思いついた商品案があって書いてみたんだよね」とスプレッドシートを見せてくれる。そのシートに書かれていた「哲学」の文字が目に入った瞬間、「ああ、ここで出逢うことになったか」と思った。

大学で学んできた、ずっと手放せずにただただ握りしめている哲学の文字を、恩師に就職報告した際に心配し怪訝な顔をしたこの広告会社の仕事で見る日が来たのだと、2つの道が交わる瞬間に手を伸ばせるところまできたのだと思った。あとは、自分から逃げずに真正面から立ち向かうだけなのだ。