今朝起きたら頭が痛かった。起きねばと思う意識とは裏腹に妙にビビットな夢をいくつか立て続けに見た。ベットから抜け出せたのは朝9時だった。
やっぱり、過度な仕事は思考の麻痺と休息の不足を生み出す。この文章も明晰で判明なものではなくなっているので、今日は端的に書いてみよう。(別にデカルトを目指しているわけではないけれど)
今日は会社の同期と昼食を共にして、その延長線として夕食というより夜食も共にした。
その友人は考えたり、他の人の考えを知ることが好きで、今日は彼女が今、読んでいる本の話になった。
その本『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』は、マッチングアプリのTinderでマッチした人に自分の日記を送って、時には相手からも日記を送ってもらっていた人の日記をまとめた本だそうだ。友人は、マッチングアプリでのコミュニケーション方法の一つとして日記を送るという発想の斬新さに注目していた。それは(確か)詩人のくどうれいんがエッセイで書いていた「失恋した感情の葬式を友人と行う」「葬式は自分には大ごとだからと、川に何かを流して大声で想いの丈を叫ぶ」というようなエピソードに似ている、と。
確かに、すでに自分の中にある概念を、遠く離れた概念と結び合わせて行為することのユニーク性、オリジナリティは人生の愉しさの一つかもしれない。そして、この場をある一人とのコミュニケーションのために公開する日記として利用する私がいるように、遠く離れた概念と概念の掛け合わせ方にも普遍性があるのだと思う。