今日は中学からの友人と共に、これまた中学からの友人のコンサートに行った。
コンサートの舞台に立つ友人は音楽大学を卒業した後、子ども向けの音楽や、ミュージカルを中心に活動している。彼女の舞台を初めて見たのは、おそらく大学4年生の卒業公演であった「オズの魔法使い」のミュージカルであっただろうから、それからもう4年経つことになる。それから今日一緒に鑑賞した友人と年1回のペースで彼女の舞台を観ている。
舞台の上に彼女が現れた瞬間、ぱっとその場が明るく華やいだと感じた。それは演奏が始まり歌声を聴いた瞬間に確信に変わった。彼女は元から小柄で童顔で可愛らしい方であるが、その内面はとても真面目で芯が通り、思慮深さと他人への優しさを兼ね備えた可愛らしく強いひとであった。それが積み重ねてきた歌の豊かな経験と確かな技術にかけ合わさって彼女の魅了が最大限に開花するようであった。
昨日、恋人に「自分は強い言葉を発せるひとでありたい」と言ったのだが、その歌声はまさに強いものであった。人を明るく元気にさせる力が目の前で具現化されているようであった。
とても良いものを聴かせてもらった日だった。