この前、平日に休みを取ってお台場に散歩に行った。コンクリートジャングルならぬコンテナのサバンナとでも言うべき静かな景色が良い感じだった。クレーンの立ち姿がキリンとかゾウっぽくて良かった。

本題は日本科学未来館のみゃくみゃくとつなぐ展だった。ブログで書く書く詐欺になってしまったことは大変申し訳ない&自分でも熱いうちに打てなかったことを悔やんでいるのだが、自分は関東圏住まいにしては万博にハマった方だという自覚があり、結局4回行っていた。すごく良い「祭り」だったなぁと思い返しても思います。
そして、その祭りをどのように「設計」したのか、ビジュアル面、音楽面、建築面などなどがどのように万博という体験に寄与していたのかを、実際の資料を惜しみなく公開し展示してくれているのが「デザインシステム」の展示だった。これがめ~ちゃくちゃ面白かった。現代社会に対して万博が果たすべき役割や目的、コンセプトが、プロフェッショナル達の手によってそれぞれの分野で実装され、実際の体験として届く。想像もつかないほどに大きなそれらの流れの一部を、実際に見て、確かめて、思いを馳せることができる非常に良い展示だった。(入場無料!)
特に大阪・関西万博は、「ひらかれた万博」であることを目指して作られたというのが示されていたのが良かったです。あと行った人ならわかると思うんですが、「万博の音」がする!サウンドシステムの話もすごく面白かった。

この動画で語られているように、万博に1度でも行った人は、なんというか「こんなものができるんだ」という世界の凄さ、未来の広がりを感じたのではないかと思っています。自分はそうだったので。そういう意味で、あの熱量を感じられて良かったなぁと改めて思い出せました。やっぱり今からでも振り返りを書くべきだよね。時間を捻りだして書こうと思います。
一方で、(特に万博後半は)とんでもないリソース争奪戦だったな……というのも強く記憶に残っています。パビリオンの予約戦争に勝たないとありえないぐらい並ぶことになるし、並んで入れるところもちょくちょく列形成停止したりしていて。他のパビリオンに並んでいる最中、人気のパビリオンに対してスマホを凝視しひたすらリロードを繰り返したり、予約開始の時間を狙ってアクセスしたり。自分は予約必須で行きたかったところはだいたい行けたのですが、フラッと行ってどこでも入れる!なんてことは、話題になってから行った人ほどなかっただろうなと思います。
リソースというのは限られているもので、皆が気になるもの、人気が集中すれば集中するほど、自分がそこから漏れる確率というのは高くなってしまいます。自分はチケットの取れない興行はできるだけ追いたくないなと常日頃から思って生きているのですが(3/28のぴイベは久々に行きたくて行けないになっちゃってかなしんでいます、あとharmoe大阪もおそらく片方だけだな~)、有限のリソースに縛られれば縛られるほど、人は余裕や自由やモチベーションを失っていきます。人気があるってコトで嬉しい話でもあるけれど、結局ミクロの視点だと最後には自分が体験できたかという話に収束してしまうよね、どうしても。
そこに少しでも抗うために大切なことは、まずアーリーアダプターであることが一つ。人気になる前にアクセスしておくということ。とにかく直ぐに行動する、Just Do It、これ本当に大事ですよね。しかしなかなか難しい、人間のアンテナの感度や高度ってどうしても限られているから。
だからもう一つ、日々を楽しむということ、こっちを忘れてはいけないと思います。祭り、イベント、特別な日。そして大勢の人が集まることによる熱量。それらが輝かしいものだからこそ、それに固執しすぎず、ふらっと訪れたときただそこにある景色、他から見て何の変哲もないものたちに自分で特別な色を塗るということ。それが自分にとってはお台場の海沿いを散策する行為であり、コンクリートジャングル東京で知らない街や場所をなんとなく歩いてみる行為だったりします。あと一人で音楽を聴くこととかも。
SNSで集まり、たまにリアルで集まり、たくさんの同じ流れに乗る行為を楽しんでいるからこそ、自分の中のリソース管理を意識して、必要以上に意地張ったり逆に投げ出したりせず、時には自分だけの時間を進める日も非常に良いなと思ったという日記でした。