2024/03/03

mentaiko
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目が覚めると夜中の2時だった。21時ごろに帰宅しベッドでYouTubeを見ながら寝てしまっていたらしい。お酒をだいぶ飲んでいたので仕方がない。お風呂は済ませていたが、部屋と荷物が散らかり切っていた。土曜の朝に慌てて家を出てから放置された部屋は、衣類があちこちに散らばり、仕事道具も床に落ちていた。母に託された食料品はリュックの中に入ったままだ。片付けねばと唸った。でもなかなか体が動かず、軽く寝落ちして起きるのを短時間で数回繰り返した。このまま朝まで寝ても良かったのだが、とにかく気持ちが悪い。「自分を不幸せなところに置いておかない」という言葉を頭の中に召喚し、ようやくベッドから体を出した。

まずは洗面所へ行き、コンタクトを外し歯磨きをし、部屋着に着替えた。忙しかった1週間で脱ぎ散らかされた服と使用済みタオルが溜まっている。昨日帰宅時に洗濯しようと思っていたのに…とげんなりした。今晩帰宅してからやるしかないと思った。ギリギリ洋服は残っているはず。使いっぱなしのアイシャドウやチークも閉じてボックスに放り込んだ。まだまだやることはある。

部屋に散らかった洋服を洗面所に持って行ったり、床に落ちた仕事道具を一旦デスクに乗せたりした。リュックのなかと、コートの左ポッケにはレシートがたくさん入っていた。友人と精算が必要なものは残し、残りは捨てた。託された食料品を冷蔵庫に入れていった。チンするだけのハンバーグやヨーグルト、お湯で溶くスープなどがビニール袋に入っていた。まだまだ買い物は慣れないので、持たせてもらえるのはありがたい。毎度開封時に、あーこういうものを買えばいいのかぁと思う。過疎っていた冷蔵庫が食べ物で埋められていくと、少し安心した。お湯を沸かし水と割ってちょうどいい温度の湯を水筒に入れて一口含んだ。

あとは明日の荷物をリュックに詰めていく。要らないものは一旦デスクに置いていく。持ち物の多さにげんなりする。物で溢れたデスクを整理するのは一旦諦めた。ベッドに戻りスマホをいじった。友人と話したことが思い返されたりした。ネガティブな気持ちになったため文字に起こそうと思った。無心で文字を打ち込んでいく。書くなかで、はぁ、なんかいろいろ面倒だな、と思った。人生長いな。そんな風に考えてしまうのはきっと疲れているからだろう。寝る。