ここ数年かわいいキャラクターのホラー作品が好き。PoppyPlaytime、fnaf、BATIM、DHMISとか。
私は小さい頃から本当に怖がりで、教育テレビのワンワンとか、テレタビーズとか、ディズニーランドのアニマトロニクスやヴィランキャラクターの着ぐるみとか、外国のやたら目力のあるおもちゃとか、子供のためのエンタメさえもすごく恐れていた。そんな思い出を肯定してもらえる気がする、というのもあるかもしれない。
しかし、どれも元ネタというかインスパイアされた作品やエンタメがある(しかも子供向け)なので悪趣味だし嫌悪感を持つ人も当然いると思う。
私も、著作権切れになった途端にプーさんやミッキーの安直なホラー映画が作られるのは腹立つもんね。見てないのに批判するのもなんだけど、元ネタの魅力とホラーをうまく融合できてない、するつもりもない、独創性ゼロでなんてつまらないんだろうと思ってしまう。「夢の国チキンレース」などのインターネットのノリを憎んでいるのであれらと重ねてしまうのもある。
どーーーしてもミッキーの名前や見た目をそのまま使いたいなら、アニメから飛び出してきたミッキーがカートゥーンならではの不条理ギャグ……動物の体を楽器化するとか体のパーツが取り外せるとか、を無邪気に人間相手にやってみたら血みどろになっちゃった!とかどうだろう。どうだろうじゃないんだよ。
そこまで直接的ではないものの、『ミッキーのお化け屋敷』『ミッキーのランナウェイ・ブレイン』や、最新シリーズの『ミッキーマウス!』の一部のエピソードなど、ディズニーのミッキー・マウス作品でもホラーテイストだったり悪趣味なネタはある。ストーリーもアニメーションそのものも独創的で楽しい。ランナウェイ・ブレインの血走った目のミッキーは怖キモかわいい。
ホラーではないが『蒸気船シリー』は上に書いたような、過去のカートゥーン作品のミッキーが現代の街にやって来て大パニックになっちゃった!という話で楽しい。ゲームの『エピックミッキー 』も攻めた作品だった。大好き。
プーさん+怖い、と言ったらズオウとヒイタチだけど、『プーと大人になった僕』で大人になったクリストファー・ロビンが薄暗い100エーカーの森をひとり彷徨うシーンはうっすらともの寂しい不気味さがあって印象的だった。
……つまり、とりあえずミッキーやプーさんの名前を使っているだけの作品よりも先に、ディズニー公式が作ってるおもしろいホラーテイストの作品がもっと見られてほしい。その上で流石にディズニーじゃやらないような、そしてちゃんと面白そうなパロディホラーが出てきたらうれしいな!と思っていると言う話?
ちなみにBATIM(Bendy and the Ink Machine)はミッキーを始めとしたカートゥーン作品からインスパイアされた作品で、キャラクターという被造物の苦しみに着目している点がすごく好き。
公式Youtubeに公開されてるカートゥーンはひたすらかわいい。