3/15日記 私のヒーローの話

みや
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3/15はキャプテン・マーベル 日本公開5周年でした。おめでとうございます。書いてる途中で寝落ちしてた……。日記というか思い出話。

 

5年、「もうそんなに経ったの!?」って感じはしない。たしかに5年が経った感覚がある。たぶん続編を待ち焦がれてずっとキャロルのことを考えて過ごした5年間だったから。

5年前の今日は仕事を定時で切り上げて、19時くらいの回で見た。映画館を出る時にはもうキャロルのことが大好きでたまらなくなっていて、立ち寄ったレストランで料理を待ちながらTwitterに思いの丈をぶつけてたな〜。あのお店はコロナ禍のどこかのタイミングでなくなってしまった。悲しい。

次の日も友達と一緒に、スパイダーバースと二本立てにして見た。次の週の平日もレイトショーに駆け込んでいた。3月は仕事が繁忙期でそんなことしてる場合じゃないんだけど、そういう時期はよけいに心が燃える気がする。

当時、キャプテンアメリカ推しだった私はエンドゲームで推しとお別れする心の準備をしていて、その先のことなんて考えられなかった。でもキャプテン・マーベルに出会って、MCUの今後の10年のことばかり考えるようになっていた。未来に希望を持たせてくれるのってまさにヒーローだよね。

 

いろんな人が言ってるように、キャプテン・マーベルは「普通のヒーロー映画」で、そこが素晴らしい。

「女性ヒーローならでは」、つまり「男性がスタンダードな世界」で女性という異分子、特別枠に求められる要素……セクシーな魅力、常に美しく、母性、優等生、愛想よく、男性への献身、ロマンス……みたいなものを彼女は跳ね除けて立っていた。

キャロルは自然態でマイペースで、目の前に助けを必要としてる人がいるから無茶なことでもやってみせる、何度も打ちのめされても転んでもそのたびに立ち上がる。それは彼女にスーパーパワーがあってもなくても変わらない。ただそれだけ。

やっと私のヒーローに出会えたと思った。私はこういうものを求めてたんだ…ってことも、自分のヒーローがいるとこんなに元気をもらえることも、初めて知った。パズルのピースみたいに私の心にぴったりハマっている。何もかも好き、全てがかっこいい。世間的には評判が悪いテンポ感とかアクションのバタバタした感じすら大好き。完璧じゃないしベタだけどそれが良い、ずっとそれを女性ヒーローでやってくれるのを待ってた。

 

この5年でMCUには女性ヒーローがいっきに増えた。もちろん、ナターシャやペギーをはじめとして以前から素晴らしい女性ヒーロー達がいたけど、キャプテン・マーベルがMCUの中でターニングポイントになったのはたしかだと思う。

次のアベンジャーズでは、エンドゲームの女性ヒーロー集合シーン(※)みたいな不自然なことをわざわざやる必要もないくらい、その場の半数くらいが女性ヒーローになってるんじゃないかな?と思っている。(※苦言を呈されがちだし実際変ではあるけど、私は何だかんだであのシーンが好き。良くも悪くもあの時だからこそ出来上がったものだと思うので。)

MCUの歴史とこれからの未来にキャプテン・マーベルがいる(と私は信じている)ことがとても嬉しい。もはや逆転してキャプテン・マーベルがいるからMCUが好き、になってるかも。

だからMCUには、ここから更に10年くらいは元気でいてほしい。落ち目とか色々言われてるし実際残念な時もあるけど、私はキャプテン・マーベルがMCUにいる限りMCUを諦められないから。

とりあえず、今年の秋から始まるTDLのショーにキャプテン・マーベルが登場するらしいのを楽しみに生きていきます。

 

改めて5周年ほんとうにおめでとう、あの日、流れ星みたいにブロックバスターの天井を突き破って落っこちてきてくれてありがとう。

いつまでも私の人生を照らす星でいて。

@meow38
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