体調とアイマスと『ソング・オブ・ザ・シー』のはなし
体調のはなし(ヤーズフレックス服用2週目)
今年前半の最後の一週間、そしてヤーズフレックスを服用し始めて2週目。1周目よりも強烈に体がしんどかった。ずっと朦朧として毎日微熱が出ていて、ついに1日仕事を欠勤してしまった。生理の間のしんどさを少し薄めて引き延ばされているよう。
これ、1シートか2シート終わる頃にはもう少し落ち着くんだろうか……。ピルにもいくつも種類があり、体質に合うかは人それぞれ、地道に探していくしかないのはわかっている。わかっているんだけど、このままヤーズフレックスが合わず、次のピルでもしんどいのが続いて、時間とお金を浪費するだけだったらどうしよう……と考えてしまう。メンタルにもきてますねー。
アイマスの話
メンタルといえば(?)欠勤してしまった日に、偶然見つけたアイマスヴイアライヴの記事を読んで泣いていた。876事務所に所属決定おめでとうございます!
私はミリオンライブとSideMでPを名乗りつつ、アイマスという「かたまり」とか「場」全体が好きで各ブランドにそこそこ触れていたのだが、実はヴイアライヴのことはほとんど何も知らない。記事で触れられている、天海春香さんがゲストに登場した際のエピソードをtwitterで見かけて「やっぱり春香さんは最高のアイドルだぜ……」と噛み締めたくらい。
と言うのも、2023年、SideMのアプリ『サイスタ』のサービス終了告知からあまり日数をあけずに(2週間くらいだっけ?)ヴイアライヴが新プロジェクトとして発表された。それ以前からの色々が積み重なった末にサイスタの件がとどめとなって、アイマスを好きでいることに限界がきたタイミングだった。ヴイアライヴに対してマイナスの感情は断じてないのだが、それ以降情報をシャットアウトしていたためにヴイアライヴのことを知る機会を逃し続けていた。
記事の話に戻って、私の心に突き刺さったのはこの部分。
上水流宇宙のソロ選曲のひとつは「眠り姫」でした。これは「【Official Lesson】アイドル育成プロジェクト vα-liv 9月後編【特別講師:JUNGOさん/中川浩二さん/高山祐介さん/天海春香さん】」の回で、上水流宇宙が泣いてしまって歌えずに終わった、悔しさに打ちひしがれた問題の曲でした。
(省略)
今回のライブで彼女は「眠り姫」にリベンジしました。彼女が得意とする高音ボーカルは美しいながらも力が抜けていて柔らかく、感情に翻弄されない涼やかな風のようでした。 プロデューサーたちはみんな手に汗を握ってコメント欄に向き合っていました。サビに入ったとき、一斉に「やった!」というコメントが流れました。
これはアニメ「THE IDOLM@STER」で、心因性で如月千早が歌うとき声が出なくなってしまった際のネタ。復帰後初めて「約束」を舞台で歌えるようになったになったとき、プロデューサーが喜びのあまり口から思わず漏れた発言でした。
今、プロデューサーたちは第三者ではなく、自分たちのこととして上水流宇宙の歌いきった姿に「やった!」の言葉が自然と漏れていたはずです。プロデューサーたちは、アニメでみたような物語性のあるシチュエーションを、眼の前で起きているリアルとして体験していました。
めちゃくちゃアイマスじゃん、と思わず声に出そうになった。かわりに涙が出た。
私にとって『アニマス』は特別な存在だ。担当アイドルに出会うよりも前、初めて触れたアイマスがアニマスだった。どのエピソードも好きだけど、やはり千早ちゃんのエピソードは特に印象深い。春香さんの「ほっとかない、ほっとかないよ!」とバネPの「やった!」はキャラクターの表情、声色、風景、初めて見たときの胸がくるしいほどこみ上げてきた感動まで、今でも全部思い出せる。
くやしさを抱えながら頑張るアイドル(候補生)、見守り勇気づける仲間とP、みんなの心がひとつになる瞬間。私が好きだったアイマスそのものがヴイアライヴにもあったんだなあ。そう思うと同時に、その中に自分はいないこと、私にとってアイマスがもう過去のものだということも改めて実感して、寂しかった。ずっと好きでいたいから嫌いになる前に離れた。しだいに思い出や好きな気持ちが薄れていっても、寂しさはずっと残り続ける。
まあ半分くらいはメンタルが不安定だったせいだと思う。
『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』のリバイバル上映
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見に行けました!実は映画館で見たことがなかったので、リバイバル上映とてもうれしかった。パンフレットも買いました。
製作10周年のリバイバル上映だそう。トム・ムーア監督のケルト三部作では他2作の方が好きだけど、久しぶりに改めて見ると、何年たっても色褪せない美しさとピュアなメッセージが心に沁み入るようだった。好きなキャラクターはふくろうの魔女・マカです。
ケルト三部作、毎回本筋とかなり密接なところでパターナリズムのはなしをしていると思う。
『ブレンダンとケルズの秘密』の、壁の建設を第一にしてブレンダンや修道院の人々を縛る修道院長。
『ソング・オブ・ザ・シー』の、娘を失うことを恐れてセルキーのコートを隠す父親。悲しみに暮れる息子を救うために感情を奪い、他の妖精たちや自身の感情も閉じ込めるようになるマカ。
『ウルフウォーカー』の、娘を思う父、シアーシャを守るために檻に入れてしまうロビン。護国卿も『ブレンダン』の修道院長をエスカレートさせた存在にも思える。
子供が主人公の物語や親と子供の物語では避けて通れないし、大人の目線だと「大人として子供を守る役割を果たそうとする大人」がいて欲しいという意見もよく見る。(私もそう思う部分もあれば、ポケモン剣盾で伝説の探究も道中の事件解決も大人キャラに取られて不満だったので微妙な気持ちもある)
ケルト三部作は大人目線にも否定側にも寄りすぎず、子供を守るための「弱いパターナリズム」と相手の主体性を奪おうとする暴挙の間のグラデーションを繊細に描いているな…と思う。
※ここから『ウィッシュ』の悪口
そういえばディズニーの『ウィッシュ』を見た時に思い浮かべたのが『ウルフウォーカー』(と『プリンセスと魔法のキス』)だった。
悪役のマグニフィコ王の言動がパターナリズム的だったが、対抗するアーシャたちがなんかふわっとしすぎてて説得力が足りず惜しい、『ウルフウォーカー』を見習ってほしい、と思った。
「星に願いをかける」の再解釈や深掘りも『プリンセスと魔法のキス』の方がはるかに素晴らしかった。言いたいこと・やりたいことはわかるけど、全体的に突き詰められておらず、素朴すぎて、説得力に欠ける作品だった…。
ゲームのはなし
『ウィッシュ』の悪口で締めるのも微妙なのでゲームのはなしを。
ポケモンSV
バイオレットででっかいポケモンを探したり、マリィちゃんのリュックとリュウキのグローブを競り落としたりしていた。
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がおー。このグローブのためにあるかのようなポーズ。かわいい。
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ネモさんリスペクトの黒タイツ、リュック・グローブ・シューズ黒ピンクコーデ完成した〜!
ウマ娘
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新シナリオの新曲かわいい。
ドリジャさん、まず見た目がどエラい好みで見た瞬間卒倒しかけ、育成ストーリーもめちゃくちゃよくて好きが溢れている。誰にでも親切で博愛的で、家族には特別深い愛情を捧げる彼女が、トレーナーにはまた一味違った執着じみたものを向けてくれるのが、深い。底知れない怖い面が垣間見えるのも沼。
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手伝わないタキオンさん。かわいい。