映画『マッチング』の感想

みや
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内田英治 原作・監督・脚本の『マッチング』の感想です。※ネタバレあり

2024年2月23日鑑賞。

緊迫感のある展開が続くので飽きずに楽しめたものの、思ってたのはちょっと違う映画だった。

「マッチングアプリで知らない人と出会う怖さ」はあくまで入口で、今作は普遍的な人間の怖さではなく、節子さん(とその子供たち)と言う異常に執念深い愛情を持った人間に親子2世代で執着される話だった。マッチングアプリで出会うより先に主人公と吐夢の間に繋がりがある。

もっとマッチングアプリ内に絞って掘り下げたり、社会問題に切り込む内容が見たかったかも。もっとシンプルな内容で良かったというか。使ったことないのでどんな感じなのかよくわかってないけど……。

私が佐久間大介さん目当てで見に行ったのもあるけど、吐夢というキャラクターが魅力的だったので主人公vsストーカー吐夢の一対一の戦いをメインに見たかった気もする。

過去に流行ったチャットでの出会いが全ての発端なのは少しおもしろかった。早々に父親の過去の話が挟まってくるのだが、それは後半に明かした方がミステリーとしておもしろかったのでは?と言う気はする。だいたい予想ついちゃったので……。

連続殺人事件は、吐夢が今までマッチングアプリで出会った女性が他の男性と結婚したタイミングで殺害してたってことなのかな……?

ちょっと面白かったシーンは、殺人犯から逃げて扉を開けたらストーカーがいるシーン。怖すぎ。「僕はストーカーだけど…」と諭す吐夢、ストーカーって自覚はちゃんとあるんですね…。

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