3/26日記 かかとを3回鳴らして

みや
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昨日から低気圧と湿度で体調がすこぶる悪い。むり〜。週の初めからこんなに疲れきってて年度末を乗り切れるのか…!?

弊社、目の前の道を大型のトラックが走ると軽めの地震みたいに揺れるし、今日みたいに風が強い日は上のほうの階にいるとぐわん…と揺れるような感覚があって怖い。地盤とか大丈夫なのか。この階だけ風で飛ばされちゃうかも、オズの魔法使いの冒頭みたいに…という話を職場の人とした。


『宝石の国』来月で完結するのね。高校生の時バイトの帰りに表紙に一目惚れして1巻を買ったのが懐かしい。長い旅だったね…。

1巻発売記念の手書きアニメのPVが大好きだった。市川春子先生の絵の雰囲気も出ていて…あと私の1番好きなシンシャがすごくかわいくて……。公式の動画やメイキング記事はもう削除されていていまだに悲しい。

えっくすにはフォスの境遇を憂うあまり他の宝石たちを激しく責める声が多くてちょっと怖い。私がシンシャとかユークレースとか、他の宝石たち(そのなかでも特に地上に残った子達)が好きだからかもしれないが……。

シンシャ推しとして正直な気持ちを言えば、シンシャが幸せになれて本当に良かった。そして、フォスがシンシャのことを忘れてしまってもシンシャは「約束」をずっと覚えてて、シンシャの幸せはある意味フォスのおかげで訪れたものだと理解していて、体を砕かれながらも伝わらないとわかってても「ありがとう」と言ってくれて、良かったな……と私は思っている。

フォスの境遇はあまりにも過酷すぎるけど、私は途中からどんどんフォスの内面がわからなくなっていって(おそらくフォス自身も憎しみで塗り潰されて見失っていた)。かわいそうとか報われてほしいとかよりも「どうしてこうなっちゃったんだろう……」という気持ちになっていた。最終章に入ってからは少しざわざわしつつも心穏やかに読めていたので、あの子たちが優しい結末を迎えられるといいんだけどなあ…。

市川春子先生の作品は『日下兄妹』が1番好き。

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『オッペンハイマー』ついに今週末公開ですね。ノーランが撮ると報じられた時まっさきに「ああ、私は絶対見られないな」と思ったし、今でも変わらない。映画館で予告が流れるとどうしても拒否感で胸がくるしくなる。

でも評判を聞くうちに、本当は見た方が良いんだろうなとは思うようになった。あの作品を見て最悪な気持ちでいっぱいになるのはきっとすごく貴重で意義深い体験だろう。いやだけど。

公式サイトで『この世界の片隅に』のこうの史代先生がコメントを寄せられていたり、広島と長崎で特別上映を行っていたり、日本配給のビターズエンドの真摯な姿勢にはほっとしている。

でもな…作品は被害を軽んじていなくても私たちが傷つきながら作品に向き合っても、それに対して世間は「バーベンハイマー」とかで遊んでたわけなので…映画の力ってなんなんだろう?とまで思ってしまう。あと製作総指揮のジェームズ・ウッズがシオニストなのもきつい。

やっぱり離れておこう……というところに落ち着くしかない、今の私には。


最近はYoung and Beautifulの手嶌葵さんのカバーもよく聴いてる。なんとも言えず切ない気持ちになる歌声。

@meow38
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