
人生という名の砂漠を彷徨っていると時々太陽のような人が現れて私を暖めたり焦がしたりして、私はいつもその恩恵に肖ってはただ通り過ぎます。あなたは太陽ではなく月でした。付かず離れずの距離で見上げるといつもそこにあり、暗闇の中を時に妖しく、時に優しく包んでくれる光でした。ある日、月が砕け散ってしまったことを私はまだ受け入れられていません。これから先の人生、太陽は時々拝めても、月がその姿を現してくれることはもうないのでしょう。それでも目の前に広がる砂漠の砂一粒一粒にあなたのかけらが溶け込んでいるのだと信じて私は歩き続けます。美しい記憶をありがとう。愛を込めて。
という文章をWEB献花に付けようとしたが当たり前に文字数オーバーだったのでここに残す。

あと2年前にあった金縛りのことも一緒に残しておこう。
ひどいニュースを見る度に、あっちゃんが聞いたら悲しむだろうな、そしてその悲しみを歌に込めるんだろうなと思う。
夜道に猫を見かけるとあっちゃんを思い出す。月を見ると。薔薇を見ても。罪な人だね。