Xで『ボーはおそれいる』という文字が目に入ってきて、え、と思ったら、投稿者の打ち損じだった。映画の題名で、本来は『おそれている』なんだけど、『て』が抜けてしまって、それでも意味がとおる文になってしまった。それはそれで観たいな、『ボーはおそれいる』。
これは僕の失敗談というか経験談なのだけど、漢字が読めなかった時代に『禁じられた遊び』という題名を目にして「ねじられたへび」という読みをあててしまった。いままでも似たようなことを沢山書いてきたけど、「ねじられたへび」も頭にこびりついて、離れてくれないし消えてもくれない。『禁じられた遊び』という文字だったり例の曲だったりを見聞きしたときには、呼んでもないのに「ねじられたへび」が脳裏に降臨する。
ところで僕はうろおぼえな歌を口ずさみながら、知らないくだりに突入すると適当な歌詞をでっちあげて歌ってしまう癖がある。あるいは、曲のタイトルなんかが思い出せなくて「ほら、なんだっけ、こういう曲あったじゃん」といって口ずさんでみるときにも替え歌で歌ってしまう。で、家族にいやがられる。替え歌がインプットされてしまうからやめて、といわれる。正論。
自分がさんざん間違い記憶で困ったとかほざいておきながら、他人に同じ困惑を植え付けるのはよくない。はい、よくないです。反省してます。反省してるわりに、いまでもときどきやってしまう。にゃにゃにゃ〜、とかで口ずさめば済む話なのに「だってそれってハンバーグのつくりかたで あの日アマゾンの奥地で教わった〜」とか思いつく端から口にしてしまう。外では絶対にやらない、家族に対してだけ発動する能力(能力ではない)だから、食い止めることができないってわけでもないはずだ。努力が足りない。あるいは家族に甘えている。
以後、替え歌は禁じられた遊びとなります。(またとってつけたオチ)