日記 12/15 - 12/21 2025

mewon
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公開:2025/12/23

12/15

中村文則の『王国』を読んだ。

前回楽しく読んだ『掏摸』の続編のような位置付けだったので期待していたが、期待ほど面白くはなかった。『掏摸』と結局描かれているものがほとんど変わらないように感じられたし、前作はスリ行為をする際の緊迫感が伝わってハラハラしたのに対し、今作はあまりそういった描写がなかった。また木崎というラスボスの全知全能ぶりを前作で味わってしまったため、今作の主人公が何をしても木崎の掌の上なんでしょうというのがわかってしまったのも大きい。それでも誰とも何とも繋がっていなかった主人公が、過去すらも抹消された後でようやく新しい道を踏み出せたというラストは割と綺麗で良かったとは思う。

12/16

今日は仕事の関係で久しぶりに会った人達と新橋あたりで飲み会。パンデミック開始と同時にリモートワーク中心の企業に就職したため、サラリーマンっぽい街で飲み会をする経験が年齢に伴っていないということに最近気づきつつある。ザ・営業という顔つきの筋骨隆々な男性のパーティーや、いかにも権力を持ってますと行った風貌のおっさんとそれを取り囲む若い女性のパーティ、猥談に花を咲かせる40-50代のおっさん二人と30歳くらいの女性一人のパーティーなど、普段新宿近辺で飲んでいる時には出くわさないような集団をたくさん目にして面白かった。

12/17

ロボット掃除機をかけるために床を片付けていたら、子が「えらい!おりこうさん!」と言ってきて、自分がいつも言われていることをちゃんと覚えているんだなと感心した。

12/18

ワールドトリガーの新刊を読んだ。毎話丁寧に描かれていて本当に面白いのだが、月刊連載で年に一回くらいしか新刊が出ないので全然話が進まない。主人公達が遠征に出発するまであと何年かかるのだろうか。まあ連載すらしないハンターハンターに比べればだいぶマシなのだが。

12/19

社のチームが近い人達だけの小規模忘年会。人数が多い会は疲れるし会話の縄跳びに入るのが難しかったりするのでこれくらいが一番楽しい。

12/20

妻が休日出勤だったため、子と家でダラダラした後児童館。昨夜帰宅が遅く眠かったこともあって、ランチ後はそのまま子と爆睡。その後夕方帰宅した妻と三人で図書館に出かけ、夕食には冬だけどそうめんを茹でて食べた。穏やかな休日。

12/21

FGOの終章が始まったのでネタバレを喰らう前に急いで進めている。冬木はあっさりし過ぎていて大丈夫かと思ったものの、ラスボスとそれに至るまでのシナリオはなかなか良かった。オルガマリーが相変わらず想像を超えて酷い目に遭い続けている。